2017年の主な地震活動の評価
各地震活動の評価は、発生後、1年程度の間に公表された評価内容をとりまとめたものです。(これまでの地震活動の評価の閲覧へ)
A | 2017年2月28日 福島県沖の地震活動 | M5.7 | 最大震度5弱 | |
B | 2017年6月20日 豊後水道の地震活動 | M5.0 | 最大震度5強 | |
C | 2017年6月25日 長野県南部の地震活動 | M5.6 | 最大震度5強 | |
D | 2017年7月1日 胆振地方中東部の地震活動 | M5.1 | 最大震度5弱 | |
E | 2017年7月2日 熊本県阿蘇地方の地震活動 | M4.5 | 最大震度5弱 | |
F | 2017年7月11日 鹿児島湾の地震活動 | M5.3 | 最大震度5強 | |
G | 2017年9月8日 秋田県内陸南部の地震活動 | M5.2 | 最大震度5強 | |
H | 2017年10月6日 福島県沖の地震活動 | M5.9 | 最大震度5弱 |
○ 2月28日に福島県沖の深さ約50kmでM5.7の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。
○ 6月20日に豊後水道の深さ約40kmでM5.0の地震が発生した。この地震の発震機構はフィリピン海プレートの沈み込む方向に張力軸を持つ型で、フィリピン海プレート内部で発生した地震である。
○ 6月25日に長野県南部の深さ約5kmでM5.6の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、地殻内で発生した地震である。GNSS観測によると、この地震に伴い長野県の三岳観測点で北北東方向に約1cm(暫定値)移動する地殻変動が観測された。この地震の震源付近では、M5.6の地震発生後まとまった地震活動が続いており、6月25日にM4.5、M4.7の地震が発生するなど、7月3日までに震度1以上を観測する地震が69回発生している。
○ 7月1日に胆振地方中東部の深さ約25kmでM5.1の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ型で、地殻内で発生した地震である。
○ 7月2日に熊本県阿蘇地方の深さ約10kmでM4.5の地震が発生した。この地震の発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型で、地殻内で発生した地震である。
○ 7月11日に鹿児島湾の深さ約10kmでM5.3の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西-東南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型で、地殻内で発生した地震である。
○ 9月8日に秋田県内陸南部の深さ約10kmでM5.2の地震が発生した。この地震の発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型で、地殻内で発生した地震である。
○ 10月6日に福島県沖の深さ約55kmでM5.9の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。
スマートフォン版を表示中です。
パソコン版のウェブサイトを表示中です。