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  1. 地震に関する評価
  2. 主な地震活動
  3. 2026年の主な地震活動の評価

2026年の主な地震活動の評価

2026年の主な地震活動の図
(図中のシンボル、または下の主な地震活動のリストをクリックすると、該当する地震活動の評価へジャンプします。)

 各地震活動の評価は、発生後、令和8年5月(の定例の地震調査委員会)までに公表された評価内容をとりまとめたものです。これ以降の公表状況については、最新の評価結果(毎月の地震活動の評価)をご覧ください。
 なお、最近1年間に発生した地震活動の評価は、今後のとりまとめ作業により内容更新される可能性があります。

島根県東部の地震活動 M6.4 最大震度5強

茨城県南部の地震活動 M5.0 最大震度5弱

長野県北部の地震活動 M5.0 最大震度5強

三陸沖の地震活動 M7.7 最大震度5強 津波を観測

十勝地方南部の地震活動 M6.2 最大震度5強
島根県東部の地震活動 2026年1月6日、M6.4 [最大震度5強]

○ 1月6日10時18分に島根県東部の深さ約10kmでマグニチュード(M)6.4の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型で、地殻内で発生した地震である。また、M6.4の地震発生後の6日10時28分にM5.1、10時37分にM5.5の地震が発生するなど、M5.0を超える地震が発生したほか、1月6日から31日までに震度1以上を観測した地震が58回発生するなど、東西10kmにわたって地震活動が活発な状態が継続している。


○ GNSS観測によると、この地震に伴い、わずかな地殻変動が観測された。


○ 今回の地震の震央付近では、5日からM3.3の地震などの微小地震活動が見られた。
 この地震の発震機構や地震活動の分布、GNSS観測の解析結果から推定される震源断層は、東北東-西南西方向に延びる長さ約10kmの右横ずれ断層であった。


○ 今回の地震は、地震調査委員会の「中国地域の活断層の長期評価(第一版)」の北部区域内で発生した。この区域は、活断層は少ないが、地震活動は比較的活発な地域として評価している。なお、GNSS観測によると、山陰地方にはひずみ集中帯と呼ばれる領域が存在している。


○ 今回の地震の周辺では、1989年10月に鳥取県西部で発生したM5.3の地震の6日後にM5.5の地震が発生した。また、1990年11月に鳥取県西部で発生したM5.1の地震の1分後にM4.8の地震が、2日後にM5.2の地震が、10日後にM5.1の地震が発生するなど続発した事例がある。


注:GNSSとは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称である。

茨城県南部の地震活動 2026年4月1日、M5.0 [最大震度5弱]

○ 4月1日に茨城県南部の深さ約50kmでM5.0の地震が発生した。この地震の発震機構は北西-南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。


 GNSS観測によると、この地震に伴い、わずかな地殻変動が観測された。


注:GNSSとは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称である。

長野県北部の地震活動 2026年4月18日、M5.0 [最大震度5強]

○ 4月18日13時20分、14時54分に長野県北部の深さ約10kmでそれぞれM5.0、M5.1の地震が発生した。これらの地震の発震機構は北西-南東方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型で、地殻内で発生した地震である。4月18日以降、4月中に震度1以上を観測した地震が37回発生するなど、地震活動は継続している。
 この地震活動域周辺には、糸魚川-静岡構造線断層帯が存在している。


 GNSS観測によると、今回の地震に伴い、ごくわずかな地殻変動が観測された。


注:GNSSとは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称である。

三陸沖の地震活動 2026年4月20日、M7.7 [最大震度5強・津波を観測]

○ 4月20日16時52分に三陸沖の深さ約20kmでマグニチュード(M)7.7の地震が発生した。この地震により青森県で最大震度5強を観測し、負傷者が出るなどの被害を生じた。また、秋田県内陸南部、宮城県北部で長周期地震動階級3を観測した。
 この地震により、岩手県久慈港観測点(港湾局)で79cm、北海道浦河観測点(港 湾局)で39cm(いずれも暫定値)など、北海道から東北地方にかけての太平洋沿岸を中心に津波を観測した。


○ 発震機構は西北西―東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であり、発震機構及び震源の深さから太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震と考えられる。


○ GNSS観測によると、今回の地震に伴って、岩手県普代村のS普代(ふだい)観測点で東方向に約9cmの変動及び約1cmの沈降が検出されるなど、岩手県を中心に東北地方の広い範囲で地殻変動が観測された。また、M7.7の地震の後、およそ10日間で、岩手県宮古市の田老A観測点が東方向に約2cm変動するなど、岩手県を中心に余効変動と考えられる水平変動が観測されている。


○ 今回の地震の震央周辺では、今回の地震の発生後に地震活動が活発となり、同日21時56分にM5.6、22日にM5.3、27日にM5.1の地震が発生した。その後、地震回数は減少してきているものの、4月20日から30日までに震度1以上を観測した地震が38回発生するなど、地震活動は継続している。地震活動域は、おおよそ北西-南東方向に150km程度広がっている。GNSS観測、遠地地震波を用いた解析から推定されるM7.7の震源断層は破壊開始点付近に広がっている。


 今回の地震活動域の南東側では、2025年11月9日の三陸沖(M6.9)の地震活動が見られ、北側では、2025年12月8日の青森県東方沖(M7.5)の地震活動が見られる。


 今回の地震活動域周辺では、2025年11月4日の三陸沖の地震(M5.3)が発生して以降、微動活動が断続的に継続していた。M7.7の地震以降、M7.7の震央の東側で微動活動が活発になっている。今回の地震活動域の周辺では、繰り返し地震から推定された非地震性すべりの加速も見られている。


○ 今回の地震活動は、「1968年十勝沖地震」(M7.9)の震源域内の南端付近で発生し、「平成6年(1994年)三陸はるか沖地震」(M7.6)の震源域の南側に隣接する領域で発生している。なお、「平成6年(1994 年)三陸はるか沖地震」の震源域と2025年12月8日の青森県東方沖(M7.5)の地震活動域は、「1968 年十勝沖地震」の震源域内のそれぞれ中部と北部に位置する。


○ 今回の地震活動域と2025年11月からの地震活動域を含めた領域では、1989年、1992年、2012年、2015年にも、それぞれの地震活動域は多少異なるものの、活発な地震活動が発生しており、いずれの地震活動も、M6以上の地震が複数含まれている。また、GNSS観測を用いた解析によると、今回の地震と2011年3月11日に発生したM7.4の地震の震源断層は概ね一致している。


○ 今回の地震は、地震調査委員会が「日本海溝沿いの地震活動の長期評価(平成31年2月26日公表)」で想定していた「青森県東方沖及び岩手県沖北部」及び「岩手県沖南部」の領域で発生する「ひとまわり小さいプレート間地震」(M7.0~M7.5程度)であり、30 年以内に発生する確率はいずれの領域でもⅢランク(高い)(*)に該当する。これは、海溝型地震の中では、地震発生確率が最も高いものと位置づけられる。なお、「平成6年(1994 年)三陸はるか沖地震」は「青森県東方沖及び岩手県沖北部」の「ひとまわり小さいプレート間地震」とされ、また、「1968 年十勝沖地震」は同領域の「プレート間巨大地震」(M7.9 程度)とされているが、どちらも、30 年以内に発生する確率はⅢランク(高い)に該当する。


*:海溝型地震における今後30年以内の地震発生確率が26%以上を「Ⅲランク」、3%~26%未満を「Ⅱランク」、3%未満を「Ⅰランク」、不明(すぐに地震が起きることを否定できない)を「Xランク」と表記している。

注:GNSSとは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称である。

十勝地方南部の地震活動 2026年4月27日、M6.2 [最大震度5強]

○ 4月27日に十勝地方南部の深さ約85kmでM6.2の地震が発生した。この地震の発震機構は北北東-南南西方向に張力軸を持つ型で、太平洋プレート内部で発生した地震である。


 GNSS観測によると、今回の地震に伴う有意な地殻変動は観測されていない。


注:GNSSとは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称である。


 

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