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  1. 地震に関する評価
  2. 長期評価
  3. 長期評価結果一覧

長期評価結果一覧

地震調査委員会は、主要な活断層や海溝型地震(プレートの沈み込みに伴う地震)の活動間隔、次の地震の発生可能性〔場所、規模(マグニチュード)及び発生確率〕等を評価(長期評価)し、随時公表しています。ここでは、その概要を一覧にして掲載しています。

活断層及び海溝型地震の長期評価結果一覧



長期評価における地震発生確率値について

1. はじめに

 日本及びその周辺は、非常に地震の多い地域です。時には、平成7年(1995年)兵庫県南部地震や平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震のように、揺れや津波によって大きな被害を受けてきました。こうした大きな被害をもたらす地震はどこでも起きる可能性がありますが、現在の地震学では、地震の規模やその発生日時を正確に予測することはできません。

2. 地震調査研究推進本部の取組み

 地震調査研究推進本部では、地震防災対策の強化、特に地震による被害の軽減に資することを目標として政府の地震調査研究を推進してきました。その一環として、基本的に「同じ場所で同じような地震がほぼ一定の間隔で繰り返す」という仮定のもとに、大きな被害をもたらす可能性が高い、活断層で起きる地震、プレート境界やその付近で起きる地震(海溝型地震)について地震発生確率値を含む長期評価結果を公表しています。
 地震発生確率値は、歴史記録や調査研究等から分かった過去の地震活動記録を統計的に処理し、「今後ある一定期間内に地震が発生する可能性」を確率で表現したものです。

3. 地震発生確率値の留意点

  • 〇 想定した次の地震が起きないかぎり、年数経過とともに地震発生確率値は増加していきます。
    (過去の活動記録が不明なため、年数経過によらず地震発生確率値が変わらない統計処理を行っている場合もあります)
  • 〇 過去の地震活動の時期や発生間隔は、幅を持って推定せざるを得ない場合が多いため、地震発生確率値は不確定さを含んでいます。また、新たな知見が得られた場合には、地震発生確率値は変わることがあります。
  • 〇 地震発生確率値が小さいように見えても、決して地震が発生しないことを意味してはいません。特に、活断層で起きる地震は、発生間隔が数千年程度と長いため、30年程度の間の地震発生確率値は大きな値とはなりません。例えば、平成7年(1995年)兵庫県南部地震の発生直前の確率値を求めてみると0.02%~8%、平成28年(2016年)熊本地震の場合はほぼ0%~0.9%でした。
  • 〇 地震発生確率が一般・自治体の方々には分かりにくいこと、または、低く捉えられるおそれがあることから、活断層のリスクを正しく理解していただき、適切な防災・減災行動につながるように、長期評価の広報資料に確率に基づくランク分けを導入しています。活断層で発生する地震については、今後30年以内の地震発生確率が3%以上を「Sランク」、0.1~3%未満を「Aランク」、0.1%未満を「Zランク」、不明(すぐに地震が起きることが否定できない)を「Xランク」と表記しています。
  • 〇 活断層は過去に繰り返し活動し、今後も再び活動すると考えられる断層であり、たとえZランクと評価された活断層でも、活断層が存在していること自体、当該地域で大きな地震が発生する可能性を示すものであることから、活断層であることに留意する必要があります。

 日本は世界的に見ると地震活動が活発で、ランク分けに関わらず、どの場所においても、地震による強い揺れに見舞われるおそれがあります。
 また、地震は、突然発生し甚大な被害を及ぼす可能性がありますので、日頃から耐震補強や家具の固定などの対策を講じておくことが重要です。

参考

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