稲取断層帯
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稲取(いなとり)断層帯は、伊豆半島南東部の静岡県加茂郡河津町から伊豆大島西方沖にかけて分布し、概ね東西方向に延びる右横ずれを主体とする断層であり、地表で確認できる長さは約3kmです。
1978年伊豆大島近海の地震(マグニチュード(M)7.0)の地震断層の調査結果や震源逆解析結果に基づくと、稲取断層帯の断層面はほぼ鉛直であると推定されます。また、震源逆解析結果や余震分布によれば、地下の断層の長さは約23km(うち、海域部で約17km、陸域部で約6km)である可能性があります。断層面の幅は10km程度と推定されます。
【 断層帯の過去・将来の活動 】 【 将来の地震発生の可能性 】 【 もしこの地震が発生したら 】 【 リンク 】
○断層帯の過去・将来の活動 [上に戻る]
<過去の活動>
稲取断層帯の最新活動は、1978年伊豆大島近海の地震です。1回の変位量は1−2m程度であったと推定されます。本断層帯の平均的なずれの速度、平均活動間隔はいずれも不明です。
<活動時の地震規模>
稲取断層帯では、1978年伊豆大島近海の地震が発生し、地震の規模がM7.0であったことから、活動時の地震規模はM7.0程度と推定されます。
<地震後経過率※>
稲取断層帯は、平均活動間隔が不明であるため、地震後経過率を算出することはできません。
詳しい内容を知りたい方は、「稲取断層帯の長期評価」をご覧下さい。
また、関連資料として「関東地域の活断層の長期評価」もご覧下さい。
○将来の地震発生の可能性 [上に戻る]
地震の規模 : M7.0程度
地震発生確率: 不明 (地震発生確率値の留意点)
地震後経過率: 不明 (地震後経過率とは?)
平均活動間隔: 不明
最新活動時期: 1978年伊豆大島近海の地震
詳しい内容を知りたい方は、「稲取断層帯の長期評価」および「長期評価結果一覧」をご覧下さい。
また、関連資料として「関東地域の活断層の長期評価」もご覧下さい。
○もしこの地震が発生したら [上に戻る]
詳しい内容を知りたい方は、「全国地震動予測地図2020年版」をご覧下さい。
全国地震動予測地図の詳細なデータや関連情報は地震ハザードステーション(J-SHIS)をご参照下さい。
○リンク [上に戻る]
地震動予測地図等
- 全国地震動予測地図
「全国地震動予測地図」 のページです。 - 地震ハザードステーション(J−SHIS)
防災科学技術研究所の地震ハザードステーション(J−SHIS)です。地震動予測地図の各種地図の閲覧、数値データ等のダウンロードが可能です。 - 長周期地震動予測地図
将来ある特定の地震が発生した際に生じる長周期地震動の揺れの強さや性質を予測した地図です。
活断層評価等
- 長期評価 (稲取断層帯の長期評価)
稲取断層帯の長期評価です。 - 長期評価結果一覧
主要な活断層や海溝型地震(プレートの沈み込みに伴う地震)の活動間隔、次の地震の発生可能性〔場所、規模(マグニチュード)及び発生確率〕等の評価(長期評価)の概要を一覧にして掲載しています。 - 「関東地域の活断層の地域評価」
関東地域の陸域及び沿岸海域に分布し、M6.8以上の地震を引き起こす可能性のある活断層について、総合的に評価しました。 - 産業技術総合研究所 活断層データベース
日本全国の活断層(活動セグメント)の分布とそのパラメータ、日本の活断層に関係する文献の書誌データ、文献から採録された調査地点ごとの調査結果データ、地下数十キロメートルまでの地下構造データが収録されています。 - 国土地理院 活断層図(都市圏活断層図)
国土地理院の活断層図(都市圏活断層図)のページです。
地震活動等
- 毎月の地震活動の評価
地震調査委員会による毎月(および臨時)の地震活動の評価です。 - 主な地震活動の評価
各地震活動について、これまでに公表された評価結果をとりまとめたものです。 - 日本の地震活動 −被害地震から見た地域別の特徴−
全国の地震活動の概要と地震に関する基礎知識、そして、日本を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国及び九州・沖縄に区分し、その地方の地震活動の概要をはじめ、その地域に被害を及ぼす地震のタイプ、これまでに発生した主な被害地震の概要、都道府県別(北海道は地域別)の特徴について書かれています。 - 震源・震度に関する情報
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