火山フロント
陸のプレートの下に海のプレートが沈み込む、プレート沈み込み帯では、海のプレートによって持ち込まれる水の働きなどによって、上部マントルの一部が融けて上昇していき、マグマが形成されます。マグマは一旦マグマだまりに蓄えられるなどして地表に噴出し、火山となります。火山は、沈み込んだプレートの深さが100~150kmに達したところの地表に、海溝軸にほぼ平行に分布することとなります。この帯状の火山分布の、海溝側の境界を結ぶ線を火山フロントといいます。
有珠山、富士山、桜島など、日本のほとんどすべての活火山は、火山フロントから大陸側の数十kmの幅の範囲内に集中しています。