強震動
被害を及ぼすような強い地震動を強震動と言います。
各地点の揺れ方は、震源の大きさや断層の破壊進行方向、地震波が伝わる経路、観測点の地盤の特性などによって大きく変わります。
建物が損壊しないように耐震設計を行うには、強震動を受けた構造物がどのような挙動を示すかを解析・評価することが重要です。そのために、ある特定の断層が活動した場合に、ある特定の場所でどのような強震動が観測されるかを推定できることが望ましいとされます。そのために様々な強震動の推定手法が考案されており、地震本部では、その標準的な方法論として強震動予測レシピを公表しています。また、観測あるいは推定された強震動の強さは、「震度」、「最大速度」、「応答スペクトル」などの指標で表します。