低周波地震
通常の地震波よりも周波数の低い微小な揺れを低周波地震といいます。活動的な火山の地下でも低周波地震が発生することがあり、火山活動の監視などに活かされています。
一方、プレート境界の深さ30~40km付近でも低周波地震が発生することが知られており、これを深部低周波地震と呼ばれています。また、深部では周波数の低い微小な揺れが長時間にわたって継続的に放出される現象も見られ、深部低周波微動と呼ばれています。プレート境界でスロースリップ(ゆっくりすべり)が発生しているときに、深部低周波地震や深部低周波微動も多く発生しやすいと言われています。