群発地震
前震・本震・余震の区別がはっきりせず、ある地域に集中的に多数発生するような地震群を群発地震と呼ぶことがあります。本震-余震型や、前震-本震-余震型の地震活動の場合は、余震の回数は時間とともにある程度規則的に減少しますが、群発地震活動の場合は、消長を繰り返しながらやがて収まっていくという活動をします。
過去の例としては、1965年から数年間続いた長野県の「松代群発地震」が有名で、有感地震は6万回を超えました。この群発地震で最大の地震のマグニチュードはM5.4でした。最近では、伊豆半島東方沖で、しばしば群発地震が発生しています。
群発地震は、火山の周辺で発生していることが多いですが、火山との関係について、はっきりとしたことはまだ分かっていません。