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(広報誌「地震本部ニュース」令和3年(2021年)秋号)
地震調査研究推進本部(以下「地震本部」という。)では、2021年3月17日(水)~3月18日(木)の間、パシフィコ横浜で開催された第25回「震災対策技術展」横浜 ̶自然災害対策技術展̶において講演およびブース展示を実施しました。
講演は、文部科学省 研究開発局 地震・防災研究課 中村 航 地震調査官が「地震調査研究推進本部の最近の取り組みについて」と題し、始めに地震本部発足の経緯や体制、地震に関する観測、測量、調査及び研究の推進についての総合的かつ基本的な施策(第3期)、及び、地震に関する総合的な調査観測計画の概要について説明し、続いて、現在取り組んでいる南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)の構築に向けた事業の概要や、新たにスタートした情報科学を活用した地震調査研究プロジェクト(STAR-E※プロジェクト)について、事業開始の背景や事業の狙いについて紹介しました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から3密対策が施され、従来の防災関係イベントに比べると参加者との意見交換の機会が少なかったものの、それでも数十名の来訪者があり、有意義な出展となりました。
※STAR-E:Seismology TowArd Research innovation with data of Earthquake
2021年8月26日(木)~8月27日(金)の間、インテックス大阪で開催された防犯防災総合展2021において、講演を実施しました。本講演は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、事前に収録した映像を会場で放映する形式として実施しました。
講演は、文部科学省 研究開発局 地震・防災研究課 廣田 伸之 地震調査官が「地震調査研究推進本部(地震本部)の概要と『全国地震動予測地図2020年版』」について」と題し、初めに、地震調査研究推進本部の活動のうち、特に地震調査委員会で実施している長期評価等の概要について解説しました。後半は、本講演のメインとして、本年3月26日に公表しました「全国地震動予測地図2020年版」の紹介をしました。「全国地震動予測地図2020年版」の一般的な解説の他、講演会場が大阪府であったことから、より関心を持って頂けるように、特に大阪府や近畿地方の特徴について解説をしました。
事前収録の映像を放映する形での講演であったため、リアルタイムでの来訪者の反応を感じることができなかったことは、少し残念でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止しながらイベントに参加する新しい形の1つを示すことができたと思います。
(広報誌「地震本部ニュース」令和3年(2021年)秋号)
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