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(広報誌「地震本部ニュース」令和2年(2020年)春号)
これまで、地震調査研究推進本部(以下「地震本部」という。)の成果物である「全国地震動予測地図」、「主要活断層帯の長期評価」、「海溝型地震の長期評価」などの配色に関して、以下の主な課題が指摘されていました。
そこで、防災情報や危険度を表す情報の配色に関する国内外の動向を把握するとともに、多様な色覚に対応可能な情報提供の在り方に関する事項、色や色覚に関する有識者の見解についても把握し、地震本部の成果物の配色の統一的な方針、さらに利用者が地震災害リスクを的確に理解するために必要な配色等の在り方を検討するための調査を行いました。
本調査により、配色検討の際に重要な視点として、色の規格や色の統一化の動向を踏まえた配色の在り方、色の意味を踏まえた配色の在り方、多様な色覚に対応した配色の必要性等が明確となり、これを受けて、事務局では配色方針案(図1)を作成しました。方針案は以下のとおりです。
図1 地震本部の成果物の配色方針について
本案は、令和元年7月16日に開催された第73回総合部会において審議・承認され、令和元年8月22日に開催された第58回政策委員会において、第73回総合部会で承認された方針案の審議を行い、決定となりました。
今後、地震本部の成果物は、基本的に本方針を踏まえて作成していきます。
(広報誌「地震本部ニュース」令和2年(2020年)春号)
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