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(広報誌「地震本部ニュース」令和2年(2020年)秋号)
地震調査研究推進本部(以下「地震本部」という。)では、地震調査研究の成果が皆様に分かり易く伝わり、防災行動に役立てていただけるよう、さまざまなパンフレットや子供向けのコンテンツを用意しています。今回は、そのうちのいくつかをご紹介します。
平成7年(1995年)兵庫県南部地震、平成16年(2004年)新潟県中越地震、平成28年(2016年)熊本地震など、これまで日本列島の内陸部では大きな被害を伴う地震が発生してきました。このような地震はどのようにして発生するのでしょうか?
日本列島周辺では、複数のプレート(岩盤)がぶつかり合っており、その岩盤の中に大きな力が加わっています。この力が加わって地震を起こす場所を「断層」といい、過去繰り返し地震を起こし、将来も地震を起こす可能性がある断層を「活断層」と呼んでいます。
「活断層の地震に備える」パンフレットは、文部科学省と気象庁が共同で作成し、全国版と地方版(全国を8地域に分割)の2種類を用意しています。全国版では陸域の浅い地震が起きる仕組みや主要活断層の評価を、地方版では更にその地域にある活断層や予想される強い揺れなど、地域の特徴を詳しく解説しています。
平成23年(2011年)には、わが国の観測史上最大となる東北地方太平洋沖地震が起こり、地震や津波により甚大な被害が発生しました。世界有数の地震多発国である日本では、私たちの大切な命、財産を地震から守るために何ができるのかを考えていくことが重要です。
「地震を正しく恐れる」パンフレットは、主に中学生・高校生以上をターゲットとし、地震によっておこる現象や被害、最先端の地震研究、減災・防災対策を紹介しています。中学生・高校生の皆さまにとって、将来の進路選択の一助になれば幸いです。
地震本部では、他にも多数のパンフレットを揃えております。皆様もこれらのパンフレットをご覧いただき、いざという時に慌てることがないよう、地震に備えていただければ幸いです。
(広報誌「地震本部ニュース」令和2年(2020年)秋号)
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