平成28年(2016年)熊本地震は、「陸域の浅い場所」で発生した地震で、甚大な被害が生じました。このことを踏まえて、住民一人ひとりが「陸域の浅い地震」をよく理解して、事前の備えを促進していただけるよう、文部科学省と気象庁が共同で普及啓発資料「活断層の地震に備える -陸域の浅い地震-」を作成しました。
この資料は、全国版と地方版(全国を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8地域に分割)の2種類があり、陸域の浅い地震が起きる仕組みや主要活断層の評価、過去の主な被害などを説明し、地方版では更にその地域にある活断層や予想される強い揺れなど、地域の特徴を詳しく解説しています。2月に全国版と関東地方版、3月に東北地方版と近畿地方版をそれぞれ公表し、残りの地方版についても順次公表予定です。
資料の電子データ(PDFファイル)は、地震本部ホームページの「各種パンフレット」のページからダウンロードできます。
(広報誌「地震本部ニュース」平成29年(2017年)春号)