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これを受け、10月27日に山形県消防学校(東田川郡三川町)で地元説明会を開催し、発生する地震の規模、確率、地震が発生した場合強い揺れに見舞われる地域など、評価の概要について説明を行いました。
今回の地元説明会には、国の地方行政機関、断層帯周辺の地方公共団体の防災関係者等を中心に、70名程度の参加がありました。当日は、文部科学省、気象庁、国土地理院の担当者より、評価の内容や断層帯周辺での地震活動および地殻変動に関する詳細な説明が行われるとともに、断層帯を分割した根拠や北部区間の最新活動を特定した根拠などについて出席者による質疑と応答が行われました。特に、今回の評価改訂では、断層帯を二区間に分割した上で庄内地震(1894年)を北部区間の最新活動と判断したことで、想定される地震の規模が小さくなったことや、今後30年間の地震発生確率が北部区間ではほぼ0%とされたことから、今回の評価を踏まえた地震防災対策の有り方について質疑があり、改訂された評価でも南部区間は引き続き地震発生確率が高いグループに属し、庄内平野では強い揺れに見舞われると想定されることから、引き
続き適切な事前対策を実施することの必要性が説明されました。
(広報誌「地震本部ニュース」平成22年(2010年)1月号)