地震調査研究推進本部は平成11年、当面推進すべき地震調査研究の課題の1つとして、「全国を概観した地震動予測地図」の作成を目標に掲げました。その作成に関する検討を行うべく、地震調査委員会強震動評価部会の下、平成11年11月に強震動予測手法検討分科会が設置されました。当分科会は、地震学、地震工学などの分野の専門家で構成されており、その開催は既に90回を超えています。
主な審議内容は、長期評価が行われている主要活断層帯で発生する地震や海溝型地震を対象とした強震動予測を実施す
るにあたり、予測手法等を検証することです。そして、その検証内容を基に、「震源断層を特定した地震の強震動予測手法(「レシピ」)」の改訂・高度化に向けた検討を行っています。
また、「レシピ」を用いてほとんどの主要活断層帯に対して震源モデルを作成しました。これは、平成21年7月に公表されました「全国地震動予測地図」のうち、「震源断層を特定した地震動予測地図」で用いられています。その他にも、地下構造モデル検討分科会とともに審議を行っている「長周期地震動予測地図」に関する震源モデルの作成・検討も行っています。
ただ、「レシピ」にはまだ課題も多く、今後さらなる強震動予測の高度化を目指し、現在長期評価部会で検討中の新たな活断層の長期評価手法も取り入れながら、強震動予測手法の検討を進めていく予定です。
主な審議内容は、長期評価が行われている主要活断層帯で発生する地震や海溝型地震を対象とした強震動予測を実施す
るにあたり、予測手法等を検証することです。そして、その検証内容を基に、「震源断層を特定した地震の強震動予測手法(「レシピ」)」の改訂・高度化に向けた検討を行っています。
また、「レシピ」を用いてほとんどの主要活断層帯に対して震源モデルを作成しました。これは、平成21年7月に公表されました「全国地震動予測地図」のうち、「震源断層を特定した地震動予測地図」で用いられています。その他にも、地下構造モデル検討分科会とともに審議を行っている「長周期地震動予測地図」に関する震源モデルの作成・検討も行っています。
ただ、「レシピ」にはまだ課題も多く、今後さらなる強震動予測の高度化を目指し、現在長期評価部会で検討中の新たな活断層の長期評価手法も取り入れながら、強震動予測手法の検討を進めていく予定です。
(広報誌「地震本部ニュース」平成21年(2009年)8月号)