平成22年11月25日
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「活断層の長期評価手法(暫定版)」報告書について
地震調査研究推進本部は、地震による被害の軽減に資するための施策として、平成9年8月に「地震に関する基盤的調査計画」を策定し、同調査観測計画の一項目として活断層調査を挙げた。基盤的調査観測の対象となる活断層は全国で98断層帯にわたり、地方公共団体や研究機関などによる調査が行われてきた。
地震調査研究推進本部地震調査委員会ではこれらの調査結果や既往資料をもとに、活断層の位置や形態、過去の活動履歴および長期の地震発生確率などについての評価を順次行ってきた。その際、統一した観点に基づいた評価を行うため、平成17年8月にそれまで地震調査委員会が評価してきた活断層の評価事例と評価手法を整理した「基盤的調査観測対象活断層の評価手法」報告書を公表している。
その中で、今後も継続して評価手法の見直しや新たな評価手法の導入を図る必要があるとされていたことから、評価手法の改定について検討を進めていた。このたび、活断層の位置や形態、過去の活動履歴および長期の地震発生確率などについて評価する手法について見直しを進め、新たな評価の基本的な考え方及び新たな手法による評価の形式について暫定的な検討結果をとりまとめたので報告する。
- 「活断層の長期評価手法(暫定版)」報告書の公表について (PDF 339KB)
- 「活断層の長期評価手法(暫定版)」報告書 (PDF 5,988KB)
- 付録