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  1. 都道府県ごとの地震活動
  2. 内陸の活断層
  3. 人吉盆地南縁断層

人吉盆地南縁断層

 人吉盆地南縁断層は、人吉盆地の南縁に沿って分布する活断層です。
 人吉盆地南縁断層は、熊本県球磨郡湯前町(ゆのまえまち)から同郡多良木町、同郡あさぎり町、同郡錦町を経て、人吉市東部に至る断層です。長さは約22kmで、概ね北東−南西方向に延びています。本断層は、断層の南東側が北西側に対して相対的に隆起する正断層です。

※それぞれの図をクリックすると大きく表示されます。
 

 【 断層の過去・将来の活動 】  【 将来の地震発生の可能性 】  【 もしこの地震が発生したら 】  【 リンク 】

○断層の過去・将来の活動  [上に戻る]
<過去の活動>
 人吉盆地南縁断層の平均的な上下方向のずれの速度は、約0.1−0.2m/千年であった可能性があり、最新活動時期は、約7千3百年前以後、約3千2百年前以前であった可能性があります。活動時には、断層の南東側が北西側に対して相対的に2m程度隆起したと推定されます。また、平均活動間隔は約8千年以上の可能性があります。
<将来の活動>
 人吉盆地南縁断層は、全体が1つの区間として活動し、マグニチュード7.1程度の地震が発生すると推定されます。その際、断層近傍の地表面では、断層の南東側が北西側に対して相対的に2m程度高まる段差が生じると推定されます。地震発生の確率には幅がありますが、その最大値をとると、本断層は、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属することになります。

 詳しい内容を知りたい方は、「人吉盆地南縁断層の評価」をご覧下さい。
 また、関連資料として「九州地域の活断層の長期評価」もご覧下さい。


○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
 地震の規模  : M7.1程度
 地震発生確率: 30年以内に、1%以下  地震発生確率値の留意点
 地震後経過率: 0.6−1.4  地震後経過率とは?
 平均活動間隔: 約8000年以上
 最新活動時期: 約7300年前−3200年前

 詳しい内容を知りたい方は、「人吉盆地南縁断層の評価」および「長期評価結果一覧」をご覧下さい。
 また、関連資料として「九州地域の活断層の長期評価」もご覧下さい。


○もしこの地震が発生したら  [上に戻る]

【「詳細法」・「簡便法」とは?】

 詳しい内容を知りたい方は、「全国地震動予測地図2020年版」をご覧下さい。
 全国地震動予測地図の詳細なデータや関連情報は地震ハザードステーション(J-SHIS)をご参照下さい。


○リンク  [上に戻る]

 地震動予測地図等

 活断層評価等

 地震活動等

  • 毎月の地震活動の評価
    地震調査委員会による毎月(および臨時)の地震活動の評価です。
  • 主な地震活動の評価
    各地震活動について、これまでに公表された評価結果をとりまとめたものです。
  • 日本の地震活動 −被害地震から見た地域別の特徴−
    全国の地震活動の概要と地震に関する基礎知識、そして、日本を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国及び九州・沖縄に区分し、その地方の地震活動の概要をはじめ、その地域に被害を及ぼす地震のタイプ、これまでに発生した主な被害地震の概要、都道府県別(北海道は地域別)の特徴について書かれています。
  • 震源・震度に関する情報
    気象庁、防災科学技術研究所、大学などの地震観測データに基づく震源・震度に関する情報です。
  • 地震に関するパンフレット
    地震発生のしくみ、地震調査研究推進本部の取組などを解説した各種パンフレットです。

 地方自治体等

  • 熊本地方気象台
    熊本地方気象台のページです。熊本県の地震概況等を閲覧することができます。
  • 宮崎地方気象台
    宮崎地方気象台のページです。宮崎県の地震概況や過去の被害地震などについて閲覧することができます。
  • 鹿児島地方気象台
    鹿児島地方気象台のページです。鹿児島県の地震概況等を閲覧することができます。
  • 熊本県
    熊本県の防災情報総合案内のページです。
  • 宮崎県
    宮崎県防災・危機管理情報のページです。地域防災計画など、様々な情報を閲覧することができます。
  • 鹿児島県
    鹿児島県の「危機管理・防災」のページです。地域防災計画等を閲覧することができます。


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