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  1. 都道府県ごとの地震活動
  2. 海溝で起こる地震
  3. 十勝沖から択捉島沖の海溝寄りのプレート間地震(津波地震等)

十勝沖から択捉島沖の海溝寄りのプレート間地震(津波地震等)

  千島海溝沿いの評価対象領域   (図をクリックすると拡大表示)
千島海溝沿いの評価対象領域  海溝寄りまで破壊が達したプレート間巨大地震としては、1952年の十勝沖地震が挙げられます。また、17世紀に発生した超巨大地震(17世紀型)も海溝寄りまで破壊が達していたと推定されています。
 一方、阿部(1998)で津波地震(津波マグニチュードと表面波マグニチュードの差が0.5以上となる地震)として挙げられている地震の中で、評価対象領域で発生した地震は1963年10月20日の地震、1974年9月27日の地震、1975年6月10日の地震の3例です。このうち、1974年9月27日の根室半島沖で発生した地震(M6.6,Mt7.0,Mw6.9)はほかの2例に比べ規模が小さく、海溝寄りで発生した地震ではない(深さ40km)と推定されたため、対象から除きました。

 【 将来の地震発生の可能性 】   【 過去の発生状況と被害 】  【 リンク 】

○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
 地震の規模  : Mt8.0程度
 地震発生確率: 30年以内に、50%程度  地震発生確率値の留意点
 平均活動間隔: 39.0年
 最新発生時期: 1975年6月10日

 詳しい内容を知りたい方は、「千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)」をご覧下さい。


○過去の発生状況と被害  [上に戻る]

発生年月日 地震の規模 被害等
1963年10月20日 M6.7,
Mt7.9,
Mw7.8
この地震は深さはごく浅く、同年10月13日に択捉島南東沖で発生したM8.1のプレート間巨大地震の最大余震であった。北海道本島以西で揺れを記録した観測点はわずかであった。検潮記録による最大全振幅は八戸で50cmであった。しかし、ウルップ島で10~15m、択捉島で7~8m、国後島0.5mという記録がある(渡辺,1998)。
1975年6月10日 M7.0,
Mt7.9,
Mw7.5
震源は色丹島の沖合で、深さはごく浅い。北海道本島以西で観測した最大震度は1(根室・釧路・網走・浦河)であった。この地震による津波は花咲で180cm(検潮記録による最大全振幅)、色丹島で3.5~4m、国後島で2~3mを記録した(羽鳥,1979)。1969年のプレート間巨大地震の余震域で発生した地震である(鈴木・杉本,1976)。
 「千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)」より

○リンク  [上に戻る]

 地震動予測地図等

 長期評価等

 地震活動等

  • 毎月の地震活動の評価
    地震調査委員会による毎月(および臨時)の地震活動の評価です。
  • 主な地震活動の評価
    各地震活動について、これまでに公表された評価結果をとりまとめたものです。
  • 日本の地震活動 −被害地震から見た地域別の特徴−
    全国の地震活動の概要と地震に関する基礎知識、そして、日本を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国及び九州・沖縄に区分し、その地方の地震活動の概要をはじめ、その地域に被害を及ぼす地震のタイプ、これまでに発生した主な被害地震の概要、都道府県別(北海道は地域別)の特徴について書かれています。
  • 震源・震度に関する情報
    気象庁、防災科学技術研究所、大学などの地震観測データに基づく震源・震度に関する情報です。
  • 地震に関するパンフレット
    地震発生のしくみ、地震調査研究推進本部の取組などを解説した各種パンフレットです。

 津波評価等

  • 津波評価
    地震調査委員会では、津波予測の手順を標準化し、「波源断層を特性化した津波の予測手法(津波レシピ)」を公表しています。また、長期評価の結果と津波レシピをもとに、津波評価を進めています。
    • 津波予測手法
      「波源断層を特性化した津波の予測手法(津波レシピ)」についてのページです。

 地方自治体等



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