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  1. 都道府県ごとの地震活動
  2. 海溝で起こる地震
  3. 沈み込んだプレート内のやや深い地震

沈み込んだプレート内のやや深い地震

  千島海溝沿いの評価対象領域   (図をクリックすると拡大表示)
千島海溝沿いの評価対象領域  沈み込んだプレート内のやや深い地震(深さ100km程度)については、この地域での大地震の記録漏れが少ないと判断できる(ISC-GEM Global Instrumental Earthquake Catalogが整備されている)1900年以降、1924年(M7.5)、1978年(M7.2,Mw7.8)、及び1993年(M7.5,Mw7.6)の3回発生したと評価しました。いずれも津波を伴いませんでしたが強震動をもたらしました。特に平成5年(1993年)釧路沖地震は、釧路で最大震度6を記録し、死者2名と多くの負傷者を伴いました。

 【 将来の地震発生の可能性 】   【 過去の発生状況と被害 】  【 リンク 】

○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
 地震の規模  : M7.8程度
 地震発生確率: 30年以内に、50%程度  地震発生確率値の留意点
 平均活動間隔: 39.0年
 最新発生時期: 平成5年(1993年)釧路沖地震

 詳しい内容を知りたい方は、「千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)」をご覧下さい。


○過去の発生状況と被害  [上に戻る]

発生年月日 地震の規模 被害等
1924年7月1日
(北海道東方沖)
M7.5 有感地域は北海道地方より関東地方にまでわたり、最大震度は4(根室)であった(気象庁,1924)。
1978年12月6日
(択捉島付近)
M7.2,
Mw7.8
有感地域は北海道・東北・関東各地方の全域及び中部・中国両地方の一部にわたり、最大震度は4(根室・釧路・帯広・広尾・浦河・むつ・八戸・盛岡)であった。この地震は多くの余震を伴った(気象庁,1978)。
1993年1月15日
(釧路沖地震)
M7.5,
Mw7.6
震源は釧路沖の深さ約100kmで、沈み込んだ太平洋プレートがほぼ水平に割れることにより発生した。深いところで発生した地震であったため津波は伴わなかったが、釧路市で震度6が観測され、釧路市近傍で死者2名、負傷者966名などの被害が生じた。埋立地での地盤の液状化現象・地盤沈下や盛土地域の斜面崩壊が特徴的であった(地震調査委員会,2009)。
 「千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)」より

○リンク  [上に戻る]

 地震動予測地図等

 長期評価等

 地震活動等

  • 毎月の地震活動の評価
    地震調査委員会による毎月(および臨時)の地震活動の評価です。
  • 主な地震活動の評価
    各地震活動について、これまでに公表された評価結果をとりまとめたものです。
  • 日本の地震活動 −被害地震から見た地域別の特徴−
    全国の地震活動の概要と地震に関する基礎知識、そして、日本を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国及び九州・沖縄に区分し、その地方の地震活動の概要をはじめ、その地域に被害を及ぼす地震のタイプ、これまでに発生した主な被害地震の概要、都道府県別(北海道は地域別)の特徴について書かれています。
  • 震源・震度に関する情報
    気象庁、防災科学技術研究所、大学などの地震観測データに基づく震源・震度に関する情報です。
  • 地震に関するパンフレット
    地震発生のしくみ、地震調査研究推進本部の取組などを解説した各種パンフレットです。

 津波評価等

  • 津波評価
    地震調査委員会では、津波予測の手順を標準化し、「波源断層を特性化した津波の予測手法(津波レシピ)」を公表しています。また、長期評価の結果と津波レシピをもとに、津波評価を進めています。
    • 津波予測手法
      「波源断層を特性化した津波の予測手法(津波レシピ)」についてのページです。

 地方自治体等



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