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  1. 都道府県ごとの地震活動
  2. 海溝で起こる地震
  3. 北海道南西沖

北海道南西沖

 この領域では、1993年に「平成5年(1993年)北海道南西沖地震」(M7.8)が発生しています。一方、堆積物の解析から、この領域において地震が発生する平均間隔は500~1400年程度と推定されています。このことから、今後30年以内に、この領域で地震が発生する確率はほぼ0%と推定されています。次の地震の規模はM7.8前後と予想されています。
 「平成5年(1993年)北海道南西沖地震」は、日本海東縁部の地震であり、渡島(おしま)半島中央部の西の海域で、ほぼ南北に広がった領域を震源域として発生しました。この地震では、寿都(すっつ)町、江差(えさし)町、小樽市、青森県深浦町で震度5が観測されましたが、震源域が奥尻島や渡島半島西岸に近かったため、地震発生後4~5分で津波が押し寄せ、多くの人が犠牲となりました。現地調査によると、津波の高さは、奥尻島で最大約30mに、渡島半島の西岸でも最大7~8mに達しました。特に、奥尻島の青苗地区では、津波と地震後に発生した火災によって市街地が壊滅的な被害を受けました。さらに、渡島半島の地盤が軟弱な地域などでは、地盤の液状化現象や亀裂などによる被害が生じました。被害は全体で死者・行方不明者230名、負傷者323名などでした。

 【 将来の地震発生の可能性 】  【 北海道南西沖の地震の過去の発生状況と被害 】  【 リンク 】

○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
 地震の規模  : M7.8前後
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%  地震発生確率値の留意点
 地震後経過率: 0.02-0.06  地震後経過率とは?
 平均活動間隔: 500年-1400年程度
 最新発生時期: 平成5年(1993年)北海道南西沖地震

 詳しい内容を知りたい方は、「日本海東縁部の地震活動の長期評価」をご覧下さい。



○北海道南西沖の地震の過去の発生状況と被害  [上に戻る]

発生年月日 地震の規模 被害等
1993年7月12日
(平成5年(1993年)
北海道南西沖地震)
M7.8  1993年7月12日に奥尻海嶺と日本海盆の境を震源域とする地震(M7.8)があった。この地震により北海道寿都町・江差町・小樽市、青森県深浦市で震度5が観測された。地震に伴い、奥尻島は数10cm~1m以上沈降し、渡島半島では地盤の液状化現象や亀裂による被害が生じた。現地調査によると、津波の高さは、奥尻島で数m~10数m(南西岸で最大約30m)に、渡島半島西岸でも最大7~8mに達した。震源域が奥尻島や渡島半島西岸に近かったために、地震発生後4~5分で津波が押し寄せ、多くの人が犠牲となった。被害は、死者・行方不明者230名、負傷者323名、家屋全壊601棟などである。
 「日本海東縁部の地震活動の長期評価」より

○リンク  [上に戻る]

 地震動予測地図等

 長期評価等

 地震活動等

  • 毎月の地震活動の評価
    地震調査委員会による毎月(および臨時)の地震活動の評価です。
  • 主な地震活動の評価
    各地震活動について、これまでに公表された評価結果をとりまとめたものです。
  • 日本の地震活動 −被害地震から見た地域別の特徴−
    全国の地震活動の概要と地震に関する基礎知識、そして、日本を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国及び九州・沖縄に区分し、その地方の地震活動の概要をはじめ、その地域に被害を及ぼす地震のタイプ、これまでに発生した主な被害地震の概要、都道府県別(北海道は地域別)の特徴について書かれています。
  • 震源・震度に関する情報
    気象庁、防災科学技術研究所、大学などの地震観測データに基づく震源・震度に関する情報です。
  • 地震に関するパンフレット
    地震発生のしくみ、地震調査研究推進本部の取組などを解説した各種パンフレットです。

 津波評価等

  • 津波評価
    地震調査委員会では、津波予測の手順を標準化し、「波源断層を特性化した津波の予測手法(津波レシピ)」を公表しています。また、長期評価の結果と津波レシピをもとに、津波評価を進めています。
    • 津波予測手法
      「波源断層を特性化した津波の予測手法(津波レシピ)」についてのページです。

 地方自治体等



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