全国地震動予測地図2014年版
~全国の地震動ハザードを概観して~
地震調査委員会は、活断層で発生する地震と海溝型地震の長期的な発生確率を評価するとともに、いくつかの震源断層を対象に強震動を予測し、公表してきた。2005年3月に「全国を概観した地震動予測地図」を公表し、以来、毎年評価の改訂を行いその結果を公表してきた。2009年7月には全面的な改訂を行い、名称を「全国地震動予測地図」に変更した。
2011年も全国地震動予測地図2011年版を公表する予定であったが、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震が発生し、確率論的地震動予測地図について解決すべき多くの課題が指摘されたことなどにより、公表を見送り、その作成手法の基本的な枠組みの有効性を確かめるとともに、指摘された課題の検討を開始した。それらの検討を踏まえて作成したモデルに基づいた確率論的地震動予測地図は、「今後の地震動ハザード評価に関する検討~2011年・2012年における検討結果~」、「今後の地震動ハザード評価に関する検討~2013年における検討結果~」として、それぞれ2012年、2013年に公表した。
2014年も引き続き課題の検討を行うとともに、モデルの作成を行ってきた。このたび、これまでに行った検討結果を踏まえた確率論的地震動予測地図の作成が完了したため、「全国地震動予測地図2014年版~全国の地震動ハザードを概観して~」(以降、2014年版)を公表する。
以下から、「全国地震動予測地図2014年版~全国の地震動ハザードを概観して~の公表について」および「全国地震動予測地図2014年版~全国の地震動ハザードを概観して~の公表について(概要説明資料)」、「本編」、「付録-1」、「付録-2」、「別冊」の各冊子(PDF形式)をダウンロードすることができます。
「全国地震動予測地図2014年版~全国の地震動ハザードを概観して~」の公表について
「全国地震動予測地図2014年版~全国の地震動ハザードを概観して~」の公表について(概要説明資料)
本編
- 表紙 ・ 「全国地震動予測地図」の公表にあたって ・ はじめに(238 KB)
- 目次(146 KB)
- 1.これまでの経緯(152 KB)
- 1.1 東北地方太平洋沖地震を契機に指摘された課題
- 1.2 課題の原因
- 1.3 東北地方太平洋沖地震後に行われた検討と改良
- 2.全国地震動予測地図2014年版について(745 KB)
- 2.1 2013年従来モデルからの主な変更点
- 2.2 2013年従来モデルからの確率の変化とその原因
- 2.3 2014年版の構成
- 2.4 地震動予測地図を見る上での注意点
- 3.高度化に向けての課題(147 KB)
- 4.手引き編(15,207 KB)
- 5.解説編(25,227 KB)
- 6.地図編(23,463 KB)
- 6.1 確率論的地震動予測地図
- 6.2 震源断層を特定した地震動予測地図(各断層帯のケース1)
- 参考資料(775 KB)
- 参考文献(274 KB)
- 本編の一括ダウンロード(33,501 KB)
付録-1
- 表紙(38 KB)
- 目次(138 KB)
- 1.付録について(148 KB)
- 2.これまでの経緯(201 KB)
- 2.1 東北地方太平洋沖地震発生まで
- 2.2 東北地方太平洋沖地震発生から
- 3.東北地方太平洋沖地震後に行われた検討(210 KB)
- 3.1 2011年・2012年における検討
- 3.2 2013年における検討
- 3.3 2014年における検討
- 4.地震活動モデルの概要(1,707 KB)
- 4.1 地震活動のモデル化の方針と概要
- 4.2 地震の分類
- 4.3 震源断層をあらかじめ特定しにくい地震の評価手法の概要
- 5.地震活動のモデル(15,588 KB)
- 5.1 太平洋プレートで発生する地震
- 5.2 フィリピン海プレートで発生する地震
- 5.3 陸側プレートの浅い地震
- 5.4 南西諸島および与那国島周辺の地震
- 5.5 これまでの地震活動モデルの変遷のまとめ
- 6.地震カテゴリー分類(129 KB)
- 7.地震動の評価方法(1,307 KB)
- 7.1 表層地盤モデル
- 7.2 地震動予測式
- 7.3 地震動予測式のばらつき
- 7.4 2014年版で用いた地震動評価手法
- 8.評価結果(7,528 KB)
- 8.1 2014年版のモデルによる評価結果
- 8.2 2014年版のモデルと旧モデルによる評価結果の比較
- 9.長期間平均のハザードマップ(465 KB)
- 9.1 地震活動の評価モデル
- 9.2 評価結果
- 10.今後の課題と展望(297 KB)
- 10.1 地震活動のモデル化
- 10.2 地震動ハザード評価における不確実性の考慮
- 10.3 強震動予測手法の高度化の検討
- 10.4 表現方法の問題
- 参考文献(333 KB)
- 参考資料(2,556 KB)
- 付録-1の一括ダウンロード(30,637 KB)
付録-2
- 地震動予測地図を見てみよう(2,902 KB)
別冊
- 震源断層を特定した地震動予測地図(52,402 KB)
- 全国地震動予測地図2020年版で再算定したパラメータ (198 KB)
(掲載日:令和3年(2021年)3月26日) - 正誤表(76 KB)(掲載日:令和3年(2021年)3月26日)
- ※ 地震発生確率と地震動超過確率は、2014年1月1日時点の評価値。
- ※ 掲載した地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(空間データ基盤)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平26情使、第543号)
- ※ 地図の測地系は、世界測地系を使用している。
- ※ 地図に示した行政界は、2014年1月1日時点のものである。
- ※ 日本領土のうち、南鳥島と沖ノ鳥島では、計算に必要なデータが整備されていないため、地図を作成していない。
- ※ 震源断層を特定した地震動予測地図は、別冊2に地方毎にまとめられている索引表の断層番号順に掲載されている。
これまでに公表しました「全国地震動予測地図 (全国を概観した地震動予測地図)」については、以下からご覧ください。
- 今後の地震動ハザード評価に関する検討 ~2013年における検討結果~ (平成25年12月20日公表)
- 今後の地震動ハザード評価に関する検討 ~2011年・2012年における検討結果~ (平成24年12月21日公表)
- 「全国地震動予測地図」 2010年版 (平成22年5月20日公表)
- 「全国地震動予測地図」 (平成21年7月21日公表)
- 「全国を概観した地震動予測地図」 2008年版 (平成20年4月24日公表)
- 「全国を概観した地震動予測地図」 2007年版 (平成19年4月18日公表)
- 「全国を概観した地震動予測地図」報告書 2006年版 (平成18年9月25日公表)
- 「全国を概観した地震動予測地図」報告書 (平成17年3月23日公表)