糸魚川-静岡構造線断層帯における重点的な調査観測
「今後の重点的調査観測について (-活断層で発生する地震及び海溝型地震を対象とした重点的調査観測、活断層の今後の基盤的調査観測の進め方-)」(地震調査研究推進本部,平成17年8月30日公表)の中で、重点的調査観測の主な目的として以下の3点が挙げられています。
1.長期的な地震発生時期及び地震規模の予測精度の向上
2.地殻活動の現状把握の高度化
3.強震動の予測精度の向上
糸魚川―静岡構造線断層帯は、当面取り組むべき重点的調査観測対象の候補として挙げられた6断層帯の一つです。
文部科学省では、糸魚川-静岡構造線断層帯について、大学、関係行政機関および関係する独立行政法人に委託し、平成17~21年度に重点的な調査観測を、平成27年度に重点的な調査観測(追加調査)を実施しました。また、平成14~16年度にパイロット的な重点調査観測を実施しました。