当該断層の調査結果[34, 35]に基づき,パラメータとして以下の量を用いた。
前回の地震からの経過年数 Tは, 西暦1999年現在では4.0年となるが, 地震発生確率は0.1%よりも低い値が出る。 意味のある計算が可能なのは, が少なくとも500年を越えたところである。
次に,前回発生年の直前の西暦1995年現在で, その前の活動(西暦56年頃)から1939.0年経過している(つまり T=1939.0)として, また,前回の更に前のずれの量は分かっていないので 断層の長さが約15kmであることから, 仮に mとして, 〜2100年として確率を計算してみた。 地震発生確率の試算結果をまとめると,表3.23のようになる。
表 3.23: 牛伏寺断層及び野島断層における,
活動間隔の分布関数として対数正規分布及び指数分布を用いたときの
今後30年,50年,100年及び200年の地震発生確率。牛伏寺断層については前回の地震から
1,200年が経過しているものとして計算。
数値の幅は活動間隔の設定の違いによる