データは,地質調査所が実施したボーリング調査等によるものである。
表 3.20: 長野盆地西縁断層の地震の発生年と発生間隔。
発生間隔の算出には発生年の中央値を採用。
以後data set 長野盆地西縁Iとし,最新の地震を除いたものを
data set 長野盆地西縁I'とする
パラメータの最尤値を表3.21に示す。 やはり4つのモデルに大きな差はなく,Poisson過程とは明らかに差がある。
表 3.21: 長野盆地西縁断層のdata setについて,最尤法によって求めた
各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。
bold体は4モデル中の最小のAICを示す
表3.21のパラメータを用いて地震発生確率を求めると 表3.22のようになる。
表 3.22: 各分布毎の,長野盆地西縁断層を震源域とする,1847年時点の
今後30年,50年及び100年の地震発生確率