会津盆地西縁・東縁断層帯
会津(あいづ)盆地西縁・東縁断層帯は、会津盆地の西縁及び東縁に位置する活断層帯です。
会津盆地西縁断層帯は、喜多方市から、河沼郡会津坂下(あいづばんげ)町を経て大沼郡会津美里町に至る長さ約34kmの断層帯です。ほぼ南北方向に延びており、断層の西側が東側に対して相対的に隆起する逆断層です。
会津盆地東縁断層帯は、耶麻(やま)郡北塩原村から喜多方市、耶麻郡磐梯町、会津若松市を経て南会津郡下郷(しもごう)町に至る長さ約49kmの断層帯です。ほぼ南北方向に延びており、断層の東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。
【 断層帯の過去・将来の活動 】 【 将来の地震発生の可能性 】 【 もしこの地震が発生したら 】 【 リンク 】
○断層帯の過去・将来の活動 [上に戻る]
<過去の活動>
会津盆地西縁断層帯の平均的な上下方向のずれの速度は、概ね1m/千年と推定され、最新の活動は1611年(慶長16年)の会津地震であった可能性があります。活動時には、断層の西側が東側に対して相対的に4−5m程度隆起した可能性があります。本断層帯の平均活動間隔は、約7千4百−9千7百年の可能性があります。
会津盆地東縁断層帯の平均的な上下方向のずれの速度は、0.4m/千年程度と推定され、最新の活動は約3千年前以後、約2千6百年前以前であったと推定されます。活動時には、断層の東側が西側に対して相対的に3m程度隆起した可能性があります。本断層帯の平均活動間隔は、約6千3百−9千3百年の可能性があります。
<将来の活動>
会津盆地西縁断層帯は、全体が1つの区間として活動する場合、マグニチュード7.4程度の地震が発生する可能性があり、その際、断層近傍の地表面では西側が東側に対して相対的に4−5m程度高まる段差や撓(たわ)みが生ずる可能性があります。
会津盆地東縁断層帯は、全体が1つの区間として活動する場合、マグニチュード7.7程度の地震が発生し、その際、断層近傍の地表面では、断層の東側が西側に対して相対的に3m程度高まる段差や撓みが生じる可能性があります。
詳しい内容を知りたい方は、「会津盆地西縁・東縁断層帯の評価(一部改訂)」( html版 / PDF版(9.9MB) )をご覧下さい。
○将来の地震発生の可能性 [上に戻る]
≪会津盆地西縁断層帯≫
地震の規模 : M7.4程度
地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0% (地震発生確率値の留意点)
地震後経過率: 0.04−0.05 (地震後経過率とは?)
平均活動間隔: 約7400−9700年
最新活動時期: 西暦1611年(慶長16年)会津地震
≪会津盆地東縁断層帯≫
地震の規模 : M7.7程度
地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%〜0.02% (地震発生確率値の留意点)
地震後経過率: 0.3−0.5 (地震後経過率とは?)
平均活動間隔: 約6300年−9300年
最新活動時期: 約3000年前−2600年前
詳しい内容を知りたい方は、「会津盆地西縁・東縁断層帯の評価(一部改訂)」( html版 / PDF版(9.9MB) )をご覧下さい。
○もしこの地震が発生したら [上に戻る]
≪会津盆地西縁断層帯≫【ケース1】 |
【ケース2】 |
【ケース3】 |
【ケース4】 |
【ケース1】 |
【ケース2】 |
【ケース3】 |
【ケース4】 |
○リンク [上に戻る]
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