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地震発生確率一覧表

  以下の表A.1A.15は, 式(2.22)で表される対数正規分布について, 各 tex2html_wrap_inline6058 に対し,最新の地震からの経過年数 Tを縦に, 発生間隔の(相乗)平均値 tex2html_wrap_inline6022 を横にとって, 時刻 Tから tex2html_wrap_inline5914 年後までに 次の地震が起こる確率:

  equation3117

を, tex2html_wrap_inline5914 が30年,50年,100年の場合について%単位で示したもの である。また, tex2html_wrap_inline7920tex2html_wrap_inline5914 =30年及び100年の場合の確率を 図A.1A.2に示した。

使用例として, 糸魚川−静岡構造線活断層系の評価[A]のうち, 「地震は1,000年おきに発生し,前回から1,200年経過している」場合 (これらの数値は,確率計算に使う上からは暫定的なものである)を 考えてみると, tex2html_wrap_inline7920 をとった30年確率は, 表A.7を参照して, Tとして``1200''の行, tex2html_wrap_inline6022 として``1000''の列をクロスさせることによって, 14.0%と求められる。また,100年確率は表A.9を用いて 40.7%であることが分かる。ちなみに,300年確率を計算すると,81.8%である。 もう一つの例として,神縄・国府津−松田断層帯の評価[B] では,「最新の活動は約3千年前で, おおよその活動間隔は3千年程度 tex2html_wrap_inline7930 」と推定 (これらの数値も同様に暫定的なものである)されている。 この場合の, tex2html_wrap_inline7920 をとった30年確率は, 表A.7を参照して, Tとして``3000''の行, tex2html_wrap_inline6022 として``3000''の列をクロスさせることによって, 3.5%と求められる。また,100年確率は表A.9を用いて 11.3%であることが分かる。ちなみに,300年確率を計算すると,32.1%である。 この数値を表4.1に掲載された 各断層の発生確率(今後30年)と比較することにより, 神縄・国府津−松田断層帯の地震の切迫度を 他の断層(帯)と比較することができる(更に,付録A.2も参照)。


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地震調査研究推進本部
Wed Jan 13 17:30:00 JST 1999