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富良野断層帯

 富良野(ふらの)断層帯は、富良野盆地の西縁及び東縁に位置する活断層帯です。
 富良野断層帯は、富良野盆地の西縁と芦別山地の境界付近に位置する富良野断層帯西部と、富良野盆地の東縁とその東側の丘陵の境界付近に位置する富良野断層帯東部からなります。
 富良野断層帯西部は、北海道空知郡上富良野町から同郡中富良野町を経て、富良野市に至る長さ約27kmの断層帯です。北北東−南南西方向に延びており、断層の西側が相対的に隆起する逆断層と推定されます。
 富良野断層帯東部は、中富良野町から富良野市を経て、空知郡南富良野町に至る長さ約25kmの断層帯です。北北東−南南西方向に延びており、断層の東側が相対的に隆起する逆断層と推定されます。

※それぞれの図をクリックすると大きく表示されます。
 

 【 断層帯の過去・将来の活動 】  【 将来の地震発生の可能性 】  【 もしこの地震が発生したら 】  【 リンク 】

○断層帯の過去・将来の活動  [上に戻る]
<過去の活動>
 富良野断層帯西部の平均的な上下方向のずれの速度は0.5m/千年程度で、最新活動時期は2世紀以後、1739年以前であった可能性があります。また、既往の調査研究成果による直接的なデータではありませんが、経験則から求めた1回のずれの量と平均的なずれの速度に基づくと、平均活動間隔は4千年程度の可能性があります。
 富良野断層帯東部の平均的な上下方向のずれの速度は0.2−0.4/千年程度の可能性があり、最新活動時期は、約4千3百年前以後、約2千4百年前以前と推定されます。また、平均活動間隔は9千−2万2千年程度の可能性があります。
<将来の活動>
 富良野断層帯西部は、全体が1つの区間として活動する場合、マグニチュード7.2程度の地震が発生する可能性があります。また、その際には、断層近傍の地表面では西側が東側に対して相対的に2m程度高まる段差や撓みが生じる可能性があります。
 富良野断層帯東部は、全体が1つの区間として活動する場合、マグニチュード7.2程度の地震が発生する可能性があります。また、その際には、断層近傍の地表面では東側が西側に対して相対的に2−3m程度高まる段差や撓みが生じる可能性があります。

 詳しい内容を知りたい方は、「富良野断層帯の評価(一部改訂)」( html版 / PDF版(3.9MB) )をご覧下さい。


○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
≪富良野断層帯西部≫
 地震の規模  : M7.2程度
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%〜0.03%  地震発生確率値の留意点
 地震後経過率: 0.07−0.5  地震後経過率とは?
 平均活動間隔: 4000年程度
 最新活動時期: 2世紀−1739年

≪富良野断層帯東部≫
 地震の規模  : M7.2程度
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%〜0.01%  地震発生確率値の留意点
 地震後経過率: 0.1−0.5  地震後経過率とは?
 平均活動間隔: 9000年−22000年程度
 最新活動時期: 約4300年前−2400年前

 詳しい内容を知りたい方は、「富良野断層帯の評価(一部改訂)」( html版 / PDF版(3.9MB) )をご覧下さい。


○もしこの地震が発生したら  [上に戻る]

【「詳細法」・「簡便法」とは?】

≪富良野断層帯西部≫
 【詳細法震度分布】
【ケース1】
【ケース2】
【ケース3】
【ケース4】
【ケース5】
 【簡便法震度分布】

※図中の波線範囲は詳細法による解析範囲

≪富良野断層帯東部≫
 【詳細法震度分布】
【ケース1】
【ケース2】
【ケース3】
 【簡便法震度分布】


 詳しい内容を知りたい方は、 「全国地震動予測地図」 をご覧下さい。

○リンク  [上に戻る]

 地震動予測地図等

 活断層評価等

 地震活動等

 地方自治体等



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