平成8年2月7日 |
地震調査研究推進本部 |
地震調査委員会 |
1 主な地震活動
三陸はるか沖、択捉島沖などでM5〜M6クラスの地震活動があったほかは 、全般的に静穏であった。北海道松前沖の群発地震活動は今期間は低いレベルで あり、地殻変動も収まっている。
2 各地方別の地震活動
(1)北海道地方
択捉島沖の余震活動が続いている。松前沖の群発地震活動は低下傾向である。
(2)東北地方
先月に引き続き1994年三陸はるか沖地震の余震域で1月22日にM5.0 、M4.8の余震活動があったほかは、顕著な地震活動はなかった。
(3)関東・中部地方
顕著な地震活動はなかった。
(4)近畿・中国・四国地方
1月上旬に兵庫県南東部の猪名川町付近で一時小さな地震が多発した(最大M 3.4)が、その他は顕著な地震はなかった。
(5)九州・沖縄地方
1月2日宮古島北西沖でM5.1の地震、4日石垣島近海で最大M4.7の活動 があったほかは、顕著な地震活動はなかった。