2.業務の実施体制

 この重点的調査観測は、東京大学地震研究所、東京工業大学、名古屋大学、防災科学技術研究所及び産業技術総合研究所の5機関が体制を構築し、さらに国土地理院など関係する研究機関(者)の参加・協力を得て実施する。調査観測代表機関は、東京大学地震研究所とする。 研究を効果的に実施するため、上記の機関に加え関係する研究機関(者)等により構成する「糸魚川−静岡構造線断層帯における重点的調査観測運営委員会(事務局は東京大学地震研究所)」を設置する。

調査観測項目 担 当 機 関 担 当 者
研究代表者 国立大学法人 東京大学地震研究所 岩崎 貴哉
断層帯の地下構造解明のための反射法地震探査および重力探査 国立大学法人 東京大学大学院理学系研究科 池田 安隆
国立大学法人 東京大学地震研究所 佐藤 比呂志
国立大学法人 千葉大学理学部 伊藤 谷生
国立大学法人 静岡大学理学部 狩野 謙一
財団法人 電力中央研究所 阿部 信太郎
断層周辺の不均質構造を解明するための電磁気探査 国立大学法人 東京工業大学火山流体研究センター 小川 康雄
国立大学法人 東京工業大学大学院理工学研究科 本蔵 義守
国立大学法人 東京大学地震研究所 上嶋 誠
国立大学法人 京都大学防災研究所 大志万 直人
断層帯周辺における自然地震観測(長期機動観測) 独立行政法人 防災科学技術研究所 笠原 敬司
独立行政法人 防災科学技術研究所 浅野 陽一
独立行政法人 防災科学技術研究所 汐見 勝彦
独立行政法人 防災科学技術研究所 武田 哲也
独立行政法人 防災科学技術研究所 小原 一成
独立行政法人 防災科学技術研究所 松原 誠
独立行政法人 防災科学技術研究所 関根 秀太郎
独立行政法人 防災科学技術研究所 伊藤 喜宏
独立行政法人 防災科学技術研究所 堀 貞喜
断層帯周辺における自然地震観測(稠密アレー観測) 国立大学法人 東京大学地震研究所 平田 直
国立大学法人 東京大学地震研究所 加藤 愛太郎
   
地震時断層挙動(活動区間・変位量分布)の予測精度向上に向けた変動地形調査 国立大学法人 名古屋大学大学院環境学研究科 鈴木 康弘
東洋大学社会学部 渡辺 満久
独立行政法人 国立高等専門学校機構 鶴岡工業高等専門学校 澤  祥
愛知工業大学地域防災研究センター 廣内 大助
国立大学法人 岡山大学理学部 隈元 崇
より詳しい地震活動履歴解明のための地質学および史料地震学的調査 独立行政法人 産業技術総合研究所 遠田 晋次
独立行政法人 産業技術総合研究所 近藤 久雄
国立大学法人 広島大学文学部 奥村 晃史
財団法人 電力中央研究所地球工学研究所 三浦 大助
国立大学法人 東京大学地震研究所 都司 嘉宣
大阪市立大学大学院理学研究科 原口 強
強震動評価高精度化のための強震観測・地下構造調査 国立大学法人 東京大学地震研究所 纐纈 一起
国立大学法人 東京大学地震研究所 古村 孝志
国立大学法人 東京大学地震研究所 三宅 弘恵
国立大学法人 信州大学工学部 泉谷 恭男
国立大学法人 東京工業大学大学院総合理工学研究科 山中 浩明
GPS観測による詳細地殻変動分布の解明 国土地理院 地理地殻活動研究センター 西村 卓也
国土地理院 地理地殻活動研究センター 矢来 博司
国土地理院 地理地殻活動研究センター 水藤 尚
国立大学法人 名古屋大学大学院環境学研究科 鷺谷 威
干渉SARによる構造線断層帯周辺の地殻変動検出 国土地理院 地理地殻活動研究センター 矢来 博司

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