平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震



2011年3月11日14時46分に三陸沖で、M9.0(Mw)の地震(最大震度7)が発生した。この地震の発震機構は、西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震であった。気象庁はこの地震について大津波警報を発表し、相馬で7.3m以上など、北海道から関東地方の沿岸にかけて高い津波を観測した。最大余震は、11日15時8分に発生したM7.5の地震(最大震度5弱)で、M7.0以上の余震が3回発生している(3月12日現在)。今回の地震が発生する2日前には、北東側でM7.3の地震(最大震度5弱)が発生していた。

今回の地震の規模はM9.0(Mw)とこれまでに日本で観測された地震の中で最大である。今回の地震の震源域は岩手県沖から茨城県沖までの広範囲にわたっている。

気象庁はこの地震に対して〔三陸沖〕で情報発表した。


気象庁
平成23年3月13日第221回地震調査委員会(臨時会)資料 『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の評価』