「全国を概観した地震動予測地図」 2008年版
地震調査委員会は、主要な活断層や海溝型地震(プレートの沈み込みに伴う地震)の活動間隔、次の地震の発生可能性〔場所、規模(マグニチュード)及び発生確率〕等を評価し、随時公表している。
平成20年1月1日現在、主要活断層帯、海溝型地震として南海トラフの地震(東南海・南海地震)、三陸沖から房総沖にかけての地震(宮城県沖地震を含む)、千島海溝沿いの地震(第二版)、日本海東縁部の地震、日向灘および南西諸島海溝周辺の地震、相模トラフ沿いの地震について評価をまとめ公表している。
本表は、時間が経過したことに伴う確率値の変動や、あるいは長期評価の改訂に伴う値の更新を反映させている。
なお、ここに示した地震発生確率の算定基準日は、平成20年(2008年)1月1日である。
断層帯名 (断層帯/活動区間) |
長期評価で 予想 した 地震規模 (マグニチュード) |
我が国の 主な 活断層に おける 相対的評価 |
地震発生確率(注1) | 平均活動間隔 | |||
30年以内 | 50年以内 | 100年以内 | 最新活動時期 | ||||
神縄・国府津-松田断層帯 | 7.5程度 | 我が国の 主な 活断層の 中では 高い グループ に属する |
0.2%〜16% | 0.4%〜30% | 1%〜50% | 約800年-1300年 | |
12世紀-14世紀前半 | |||||||
糸魚川-静岡構造線断層帯 (牛伏寺断層を含む区間)(注2) |
8程度 (7 1/2〜8 1/2) |
14% | 20% | 40% | 約1000年 | ||
約1200年前 | |||||||
境峠・神谷断層帯 (主部)(注3) |
7.6程度 | 0.02%〜13% | 0.04%〜20% | 0.09%〜40% | 約1800年-5200年 | ||
約4900年前-2500年前 | |||||||
阿寺断層帯 (主部/北部) |
6.9程度 | 6%〜11% | 10%〜20% | 20%〜30% | 約1800年-2500年 | ||
約3400年前-3000年前 | |||||||
三浦半島断層群 (主部/武山断層帯) |
6.6程度 もしくはそれ以上 |
6%〜11% | 10%〜20% | 20%〜30% | 1600年-1900年程度 | ||
約2300年前-1900年前 | |||||||
富士川河口断層帯 | 8程度 (8±0.5) |
0.2%〜11% | 0.4%〜20% | 1%〜30% | 1500年-1900年 | ||
約2100年前-1000年前 | |||||||
琵琶湖西岸断層帯 | 7.8程度 | 0.09%〜9% | 0.2%〜20% | 0.3%〜30% | 約1900年-4500年 | ||
約2800年前-2400年前 | |||||||
山形盆地断層帯 (北部) |
7.3程度 | 0.002%〜8% | 0.004%〜10% | 0.01%〜20% | 約2500年-4000年 | ||
約3900年前-1600年前 | |||||||
警固断層帯 (南東部) |
7.2程度 | 0.3%〜6% | 0.4%〜9% | 0.9%〜20% | 約3100年-5500年 | ||
約4300年前-3400年前 | |||||||
石狩低地東縁断層帯 (主部) |
7.9程度 | 0.05%〜6% もしくはそれ以下 |
0.09%〜10% もしくはそれ以下 |
0.2%〜20% もしくはそれ以下 |
約3300年-6300年 | ||
約5200年前-3300年前 | もしくは それ以後 |
||||||
砺波平野断層帯・呉羽山断層帯 (砺波平野断層帯東部) |
7.3程度 | 0.05%〜6% | 0.09%〜10% | 0.2%〜20% | 3000年-7000年程度 | ||
約4300年前-3700年前 | |||||||
布田川・日奈久断層帯 (中部) |
7.6程度 | ほぼ0%〜6% | ほぼ0%〜10% | ほぼ0%〜20% | 約3500年-11000年 | ||
約7500年前-2200年前 | |||||||
庄内平野東縁断層帯 | 7.5程度 | ほぼ0%〜6% | ほぼ0%〜10% | ほぼ0%〜20% | 2400年-4600年程度 | ||
約3000年前-18世紀末 | |||||||
黒松内低地断層帯 | 7.3程度以上 | 2%〜5% 以下 |
3%〜9% 以下 |
7%〜20% 以下 |
3600年-5000年程度以上 | ||
約5900年前-4900年前 | |||||||
櫛形山脈断層帯 | 6.8程度 | 0.3%〜5% | 0.6%〜8% | 1%〜20% | 約2800年-4200年 | ||
約3200年前-2600年前 | |||||||
山崎断層帯 (主部/南東部) |
7.3程度 | 0.03%〜5% | 0.06%〜8% | 0.1%〜20% | 3000年程度 | ||
約3600年前-6世紀 | |||||||
中央構造線断層帯(注4) (金剛山地東縁−和泉山脈南縁) |
8.0程度 | ほぼ0%〜5% | ほぼ0%〜9% | ほぼ0%〜20% | 約2000年-12000年 | ||
1-4世紀 | |||||||
京都盆地-奈良盆地断層帯南部 (奈良盆地東縁断層帯) |
7.4程度 | ほぼ0%〜5% | ほぼ0%〜7% | ほぼ0%〜10% | 約5000年 | ||
約11000年前-1200年前 | |||||||
森本・富樫断層帯 | 7.2程度 | ほぼ0%〜5% | ほぼ0%〜9% | ほぼ0%〜20% | 約2000年 | ||
約2000年前-200年前 | |||||||
高山・大原断層帯 (国府断層帯) |
7.2程度 | ほぼ0%〜5% | ほぼ0%〜7% | ほぼ0%〜10% | 約3600年-4300年 | ||
約4700年前-300年前 | |||||||
別府−万年山断層帯 (大分平野-由布院断層帯/西部)(注5) |
6.7程度 | 2%〜4% | 3%〜7% | 6%〜10% | 約700年-1700年 | ||
約2000年前-18世紀初頭に2回 | |||||||
別府−万年山断層帯 (大分平野-由布院断層帯/東部) |
7.2程度 | 0.03%〜4% | 0.06%〜7% | 0.1%〜10% | 約2300年-3000年 | ||
約2200年前-6世紀 | |||||||
サロベツ断層帯 | 7.6程度 | 4%以下 | 7%以下 | 10%以下 | 約4000年-8000年 | ||
約5100年前以後 | |||||||
雲仙断層群 (南西部/北部) |
7.3程度 | ほぼ0%〜4% | ほぼ0%〜7% | ほぼ0%〜10% | 約2500年-4700年 | ||
約2400年前-11世紀 | |||||||
木曽山脈西縁断層帯 (主部/南部) |
6.3程度 | ほぼ0%〜4% | ほぼ0%〜7% | ほぼ0%〜10% | 約4500年-24000年 | ||
約6500年前-3800年前 | |||||||
砺波平野断層帯・呉羽山断層帯 (砺波平野断層帯西部) |
7.2程度 | ほぼ0%〜3% もしくはそれ以上 |
ほぼ0%〜6% もしくはそれ以上 |
ほぼ0%〜10% もしくはそれ以上 |
約5000年-12000年 | もしくは それ以下 |
|
約6900年前-2700年前 | |||||||
上町断層帯 | 7.5程度 | 2%〜3% | 3%〜5% | 6%〜10% | 8000年程度 | ||
約28000年前-9000年前 | |||||||
三浦半島断層群 (主部/衣笠・北武断層帯) |
6.7程度 もしくはそれ以上 |
ほぼ0%〜3% | ほぼ0%〜5% | ほぼ0%〜10% | 1900年-4900年程度 | ||
6-7世紀 | |||||||
別府−万年山断層帯 (野稲岳-万年山断層帯) |
7.3程度 | 我が国の 主な 活断層の 中では やや高い グループ に属する |
ほぼ0%〜3% (最大2.6%) |
ほぼ0%〜4% | 0.001%〜9% | 4000年程度 | |
約3900年前-6世紀 | |||||||
邑知潟断層帯(注6) | 7.6程度 | 2% | 3%〜4% | 5%〜8% | 1200年-1900年程度 | ||
約3200年前-9世紀 | |||||||
長岡平野西縁断層帯 | 8.0程度 | 2%以下 | 4%以下 | 9%以下 | 約1200年-3700年 | ||
13世紀以後 | |||||||
北由利断層 | 7.3程度 | 2%以下 | 3%以下 | 6%以下 | 3400-4000年程度 | ||
約2800年前以後 | |||||||
立川断層帯 | 7.4程度 | 0.5%〜2% | 0.8%〜4% | 2%〜7% | 10000年-15000年程度 | ||
約20000年前-13000年前 | |||||||
岩国断層帯 | 7.6程度 | 0.03%〜2% | 0.05%〜3% | 0.1%〜6% | 約9000年-18000年 | ||
約11000年前-10000年前 | |||||||
屏風山・恵那山-猿投山断層帯 (恵那山−猿投山北断層帯) |
7.7程度 | ほぼ0%〜2% | ほぼ0%〜3% | 0.001%〜6% | 約7200年-14000年 | ||
約7600年前-5400年前 | |||||||
当別断層 | 7.0程度 | ほぼ0%〜2% | ほぼ0%〜4% | ほぼ0%〜8% | 7500年-15000年程度 | ||
約11000年前-2200年前 | |||||||
十日町断層帯 (西部)(注7) |
7.4程度 | 1% | 2% | 3%〜5% | 2000年-3000年程度 | ||
不明 | |||||||
曽根丘陵断層帯(注8) | 7.3程度 | 1% | 2% | 3%〜5% | 概ね2000年-3000年 | ||
約10000年前以後 | |||||||
山形盆地断層帯 (南部)(注7) |
7.3程度 | 1% | 2% | 4% | 2500年程度 | ||
不明 | |||||||
人吉盆地南縁断層 | 7.1程度 | 1%以下 | 2%以下 | 4%以下 | 約8000年以上 | ||
約7300年前-3200年前 | |||||||
新庄盆地断層帯(注7) | 6.6〜7.1程度 | 0.7%〜1% | 1%〜2% | 2%〜5% | 2000年-4000年程度 | ||
不明 | |||||||
青森湾西岸断層帯(注7) | 7.3程度 | 0.5%〜1% | 0.8%〜2% | 2%〜3% | 3000年-6000年程度 | ||
不明 | |||||||
函館平野西縁断層帯 | 7.0〜7.5程度 | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜2% | ほぼ0%〜3% | 13000年-17000年 | ||
14000年前以後 | |||||||
布引山地東縁断層帯 (西部) |
7.4程度 | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜2% | ほぼ0%〜4% | 17000年程度 | ||
約28000年前-400年前 | |||||||
出水断層帯 | 7.0程度 | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜2% | ほぼ0%〜4% | 概ね8000年 | ||
約7300年前-2400年前 | |||||||
頓宮断層 | 7.3程度 | 1%以下 | 2%以下 | 4%以下 | 約10000年以上 | ||
約10000年前-7世紀 | |||||||
長町−利府線断層帯(注9) | 7.0〜7.5程度 | 1%以下 | 2%以下 | 3%以下 | 3000年程度以上 | ||
約16000年前以後 | |||||||
砺波平野断層帯・呉羽山断層帯 (呉羽山断層帯)(注7) |
7.2程度 | 0.6%〜1% | 1%〜2% | 2%〜3% | 3000年-5000年程度 | ||
不明 | |||||||
雲仙断層群 (南西部/南部) |
7.1程度 | 0.5%〜1% | 0.8%〜2% | 2%〜5% | 約2100年-6500年 | ||
約4500年前-16世紀 | |||||||
中央構造線断層帯(注4) (紀淡海峡−鳴門海峡) |
7.7程度 | 0.005%〜1% | 0.009%〜2% | 0.02%〜4% | 約4000年-6000年 | ||
約3100年前-2600年前 | |||||||
月岡断層帯 | 7.3程度 | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜2% | ほぼ0%〜3% | 7500年以上 | ||
約6500年-900年前 | |||||||
山崎断層帯 (主部/北西部) |
7.7程度 | 0.08%〜1% | 0.2%〜2% | 0.4%〜4% | 約1800年-2300年 | ||
868年播磨国地震 | |||||||
六甲・淡路島断層帯 (主部/六甲山地南縁−淡路島東岸区間) |
7.9程度 | ほぼ0%〜0.9% | ほぼ0%〜2% | ほぼ0%〜5% | 900年-2800年程度 | ||
16世紀 | |||||||
伊勢湾断層帯 (白子−野間断層) |
7.0程度 | 0.2%〜0.8% | 0.3%〜1% | 0.7%〜3% | 8000年程度 | ||
概ね6500年前-5000年前 | |||||||
三峠・京都西山断層帯 (京都西山断層帯) |
7.5程度 | ほぼ0%〜0.8% | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜3% | 約3500年-5600年 | ||
約2400年前-2世紀 | |||||||
高山・大原断層帯 (高山断層帯)(注7) |
7.6程度 | 0.7% | 1% | 2% | 4000年程度 | ||
不明 | |||||||
屏風山・恵那山-猿投山断層帯 (屏風山断層帯)(注7) |
6.8程度 | 0.2%〜0.7% | 0.4%〜1% | 0.8%〜2% | 4000年-12000年程度 | ||
不明 | |||||||
十日町断層帯 (東部)(注7) |
7.0程度 | 0.4%〜0.7% | 0.6%〜1% | 1%〜2% | 4000年-8000年程度 | ||
不明(注10) | |||||||
養老−桑名−四日市断層帯 | 8程度 | ほぼ0%〜0.7% | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜3% | 1400年-1900年 | ||
13−16世紀 | |||||||
三方・花折断層帯 (花折断層帯/中南部) |
7.3程度 | ほぼ0%〜0.6% | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜2% | 4200年-6500年 | ||
2800年前-6世紀 | |||||||
三峠・京都西山断層帯 (三峠断層)(注7) |
7.2程度 | 0.4%〜0.6% | 0.7%〜1% | 1%〜2% | 5000年-7000年程度 | ||
3世紀以前 | |||||||
増毛山地東縁断層帯・ 沼田−砂川付近の断層帯 (増毛山地東縁断層帯)(注7) |
7.8程度 | 0.6%以下 | 1%以下 | 2%以下 | 5000年程度以上 | ||
不明 | |||||||
魚津断層帯(注7) | 7.3程度 | 0.4%以上 | 0.6%以上 | 1%以上 | 8000年程度以下 | ||
不明 | |||||||
福井平野東縁断層帯 (主部)(注7) |
7.6程度 | 0.2%〜0.4% もしくはそれ以上 |
0.3%〜0.7% もしくはそれ以上 |
0.6%〜1% もしくはそれ以上 |
7000年-18000年程度 | もしくは それ以下 |
|
不明 | |||||||
十勝平野断層帯 (光地園断層)(注11) |
7.2程度 | 0.1%〜0.4% | 0.2%〜0.7% | 0.5%〜1% | 7000年-21000年程度 | ||
約21000年前以後に2回 | |||||||
中央構造線断層帯(注4) (讃岐山脈南縁−石鎚山脈北縁東部) |
8.0程度 もしくはそれ以上 |
ほぼ0%〜0.3% | ほぼ0%〜0.6% | ほぼ0%〜2% | 約1000年-1600年 | ||
16世紀 | |||||||
中央構造線断層帯(注4) (石鎚山脈北縁) |
7.3−8.0程度 | ほぼ0%〜0.3% | ほぼ0%〜0.6% | ほぼ0%〜2% | 約1000年-2500年 | ||
16世紀 | |||||||
中央構造線断層帯(注4) (石鎚山脈北縁西部−伊予灘) |
8.0程度 もしくはそれ以上 |
ほぼ0%〜0.3% | ほぼ0%〜0.6% | ほぼ0%〜2% | 約1000年-2900年 | ||
16世紀 | |||||||
十勝平野断層帯 (主部)(注7) |
8.0程度 | 0.1%〜0.2% | 0.2%〜0.3% | 0.5%〜0.6% | 17000年-22000年程度 | ||
不明 | |||||||
鈴鹿西縁断層帯(注7) | 7.6程度 | 0.08%〜0.2% | 0.1%〜0.3% | 0.3%〜0.6% | 約18000年-36000年 | ||
不明 | |||||||
屏風山・恵那山-猿投山断層帯 (加木屋断層帯)(注7) |
7.4程度 | 0.1% | 0.2% | 0.3% | 30000年程度 | ||
不明 | |||||||
山崎断層帯 (那岐山断層帯)(注7) |
7.3程度 | 0.07%〜0.1% | 0.1%〜0.2% | 0.2%〜0.3% | 約30000年-40000年 | ||
不明 | |||||||
生駒断層帯 | 7.0〜7.5程度 | ほぼ0%〜0.1% | ほぼ0%〜0.3% | ほぼ0%〜0.6% | 3000年-6000年 | ||
1600年前-1000年前頃 | |||||||
鈴鹿東縁断層帯 | 7.5程度 | ほぼ0%〜0.07% | ほぼ0%〜0.1% | ほぼ0%〜0.2% | 約6500年-12000年 | ||
約3500年前-2800年前 | |||||||
別府−万年山断層帯 (別府湾-日出生断層帯/西部) |
7.3程度 | ほぼ0%〜 0.05% |
ほぼ0%〜 0.08% |
ほぼ0%〜 0.2% |
13000年-25000年程度 | ||
約7300年前-6世紀 | |||||||
富良野断層帯 (西部) |
7.2程度 | ほぼ0%-0.03% | ほぼ0%-0.05% | ほぼ0%-0.1% | 4000年程度 | ||
2世紀-1739年 | |||||||
長井盆地西縁断層帯 | 7.7程度 | 0.02%以下 | 0.04%以下 | 0.1%以下 | 5000年-6300年程度 | ||
約2400年前以後 | |||||||
有馬-高槻断層帯 | 7.5程度 (7.5±0.5) |
ほぼ0%〜0.02% | ほぼ0%〜0.06% | ほぼ0%〜0.3% | 1000年-2000年程度 | ||
1596年慶長伏見地震 | |||||||
富良野断層帯 (東部) |
7.2程度 | ほぼ0%〜 0.01% |
ほぼ0%〜 0.02% |
ほぼ0%〜 0.05% |
9000年-22000年程度 | ||
約4300年前-2400年前 | |||||||
関東平野北西縁断層帯 (主部) |
8.0程度 | ほぼ0%〜 0.008% |
ほぼ0%〜0.01% | ほぼ0%〜0.03% | 13000年-30000年程度 | ||
約6200年前-2500年前 | |||||||
大阪湾断層帯 | 7.5程度 | 0.004%以下 | 0.007%以下 | 0.02%以下 | 約3000年-7000年 | ||
9世紀以後 | |||||||
伊勢原断層 | 7.0程度 | ほぼ0%〜 0.003% |
ほぼ0%〜 0.005% |
ほぼ0%〜0.01% | 4000年-6000年程度 | ||
5世紀-18世紀初頭 | |||||||
伊勢湾断層帯 (主部/南部) |
6.9程度 | ほぼ0%〜 0.002% |
ほぼ0%〜 0.004% |
ほぼ0%〜 0.009% |
5000年-10000年程度 | ||
概ね2000年前-1500年前 | |||||||
布引山地東縁断層帯 (東部) |
7.6程度 | 0.001% | 0.002% | 0.005% | 25000年程度 | ||
11000年前頃 | |||||||
野坂・集福寺断層帯 (野坂断層帯) |
7.3程度 | ほぼ0% もしくはそれ以上 |
ほぼ0% もしくはそれ以上 |
ほぼ0% もしくはそれ以上 |
約5600年-7600年 | もしくは それ以下 |
|
15-17世紀 | |||||||
伊那谷断層帯 (主部)(注12) |
8.0程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約5200年-6400年 | ||
14-18世紀 | |||||||
跡津川断層帯 | 7.9程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約2300年-2700年 | ||
1858年飛越地震 | |||||||
庄川断層帯 | 7.9程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約3600年-6900年 | ||
11-16世紀 | |||||||
北上低地西縁断層帯 | 7.8程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 16000年-26000年 | ||
4500年前頃 | |||||||
阿寺断層帯 (主部/南部) |
7.8程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約1700年 | ||
1586年天正地震 | |||||||
福島盆地西縁断層帯 | 7.8程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 8000年程度 | ||
約2200年前-3世紀 | |||||||
信濃川断層帯 (長野盆地西縁断層帯) |
7.4〜7.8程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 800年-2500年 | ||
1847年善光寺地震 | |||||||
屏風山・恵那山-猿投山断層帯 (猿投−高浜断層帯) |
7.7程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 40000年程度 | ||
約14000年前頃 | |||||||
牛首断層帯 | 7.7程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約5000年-7100年 | ||
11-12世紀 | |||||||
別府−万年山断層帯 (別府湾-日出生断層帯/東部) |
7.6程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0%〜 0.004% |
約1300年-1700年 | ||
1596年慶長豊後地震 | |||||||
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯 (主部/北部) |
7.6程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約2300年-2700年 | ||
17世紀頃 | |||||||
関谷断層 | 7.5程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約2600年-4100年 | ||
14-17世紀 | |||||||
木曽山脈西縁断層帯 (主部/北部) |
7.5程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約6400-9100年 | ||
13世紀頃 | |||||||
双葉断層 | 6.8-7.5程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 8000年-12000年程度 | ||
約2400年前-2世紀 | |||||||
山田断層帯 (郷村断層帯) |
7.4程度 もしくはそれ以上 |
ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約10000年-15000年 | ||
1927年北丹後地震 | |||||||
別府−万年山断層帯 (崩平山-亀石山断層帯) |
7.4程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約4300年-7300年 | ||
13世紀以後 | |||||||
濃尾断層帯 (主部/梅原断層帯) |
7.4程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約14000年-15000年 | ||
1891年濃尾地震 | |||||||
会津盆地西縁・東縁断層帯 (会津盆地西縁断層帯) |
7.4程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約7600年-9600年 | ||
1611年会津地震 | |||||||
北伊豆断層帯 | 7.3程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約1400年-1500年 | ||
1930年北伊豆地震 | |||||||
濃尾断層帯 (主部/根尾谷断層帯) |
7.3程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約2100年-3600年 | ||
1891年濃尾地震 | |||||||
木津川断層帯 | 7.3程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約4000年-25000年 | ||
1854年伊賀上野地震 | |||||||
水縄断層帯 | 7.2程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 14000年程度 | ||
679年筑紫地震 | |||||||
横手盆地東縁断層帯 (北部) |
7.2程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 3400年程度 | ||
1896年陸羽地震 | |||||||
湖北山地断層帯 (北西部) |
7.2程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0%〜 0.001% |
約3000年-4000年 | ||
11-14世紀 | |||||||
三方・花折断層帯 (三方断層帯) |
7.2程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約3800年-6300年 | ||
1662年の地震 | |||||||
布田川・日奈久断層帯 (北東部) |
7.2程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約11000年-27000年 | ||
約1500年前-1200年前 | |||||||
伊勢湾断層帯 (主部/北部) |
7.2程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 10000年-15000年程度 | ||
概ね1000年前-500年前 | |||||||
能代断層帯 | 7.1程度以上 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 1900年-2900年程度 | ||
1694年能代地震 | |||||||
六甲・淡路島断層帯 (主部/淡路島西岸区間) |
7.1程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 1800年-2500年程度 | ||
1995年兵庫県南部地震 | |||||||
長尾断層帯 | 7.1程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 概ね30000年程度 | ||
9-16世紀 | |||||||
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯 (真昼山地東縁断層帯/北部) |
6.7-7.0程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約6300年-31000年 | ||
1896年陸羽地震 | |||||||
湖北山地断層帯 (南東部) |
6.8程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 概ね7000年程度 | ||
15-17世紀 | |||||||
濃尾断層帯 (温見断層/北西部) |
6.8程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 約2200年-2400年 | ||
1891年濃尾地震 | |||||||
山崎断層帯 (草谷断層) |
6.7程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 5000年程度 | ||
5-12世紀 | |||||||
六甲・淡路島断層帯 (先山断層帯) |
6.6程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 5000年-10000年程度 | ||
11世紀-17世紀初頭 | |||||||
標津断層帯 | 7.7程度以上 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
会津盆地西縁・東縁断層帯 (会津盆地東縁断層帯) |
7.7程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
菊川断層帯 | 7.6程度 もしくはそれ以上 |
不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約8500年前-2100年前 | |||||||
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯 (主部/南部) |
7.6程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約4900年前-15世紀 | |||||||
増毛山地東縁断層帯・ 沼田−砂川付近の断層帯 (沼田−砂川付近の断層帯) |
7.5程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
木曽山脈西縁断層帯 (清内路峠断層帯) |
7.4程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
山田断層帯 (主部) |
7.4程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約3300年前以前 | |||||||
雲仙断層群 (北部)(注14) |
7.3程度以上 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約5000年前以後 | |||||||
伊那谷断層帯 (南東部) |
7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
濃尾断層帯 (武儀川断層) |
7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
長良川上流断層帯 | 7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
阿寺断層帯 (白川断層帯) |
7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
西山断層帯 | 7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約12000年前-概ね2000年前 | |||||||
横手盆地東縁断層帯 (南部) |
7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約6000年前-5000年前以後 | |||||||
津軽山地西縁断層帯(注15) (南部) |
7.1-7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
1766年の地震 | |||||||
津軽山地西縁断層帯(注15) (北部) |
6.8-7.3程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
1766年の地震 | |||||||
鴨川低地断層帯(注16) | 7.2程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
境峠・神谷断層帯 (霧訪山−奈良井断層帯) |
7.2程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
阿寺断層帯 (佐見断層帯) |
7.2程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯 (浦底−柳ヶ瀬山断層帯) |
7.2程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
三方・花折断層帯 (花折断層帯/北部)(注17) |
7.2程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
1662年の地震 | |||||||
三峠・京都西山断層帯 (上林川断層) |
7.2程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
布田川・日奈久断層帯 (南西部) |
7.2程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約7500年前-2200年前 | |||||||
石狩低地東縁断層帯 (南部) |
7.1程度以上 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
福井平野東縁断層帯 (西部)(注18) |
7.1程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
1948年福井地震 | |||||||
濃尾断層帯 (揖斐川断層帯) |
7.1程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
1-10世紀 | |||||||
雲仙断層群 (南東部)(注14) |
7.1程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約7300年前以後 | |||||||
屏風山・恵那山-猿投山断層帯 (赤河断層帯) |
7.1程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
関東平野北西縁断層帯 (平井−櫛挽断層帯) |
7.1程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
高山・大原断層帯 (猪ノ鼻断層帯) |
7.1程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯 (真昼山地東縁断層帯/南部) |
6.9-7.1程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
濃尾断層帯 (温見断層/南東部) |
7.0程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
濃尾断層帯 (主部/三田洞断層帯) |
7.0程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
五日市断層帯 (五日市断層) |
7.0程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
7-12世紀 | |||||||
警固断層帯 (北西部)(注19) |
7.0程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
2005年福岡県西方沖の地震 | |||||||
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯 (雫石盆地西縁断層帯) |
6.9程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約2800年前-14世紀 | |||||||
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯 (主部/中部) |
6.6程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約7200年前-7000年前 | |||||||
五日市断層帯 (己斐−広島西縁断層帯) |
6.5程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約23000年前以前 | |||||||
野坂・集福寺断層帯 (集福寺断層) |
6.5程度 | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
三浦半島断層群 (南部) |
6.1程度 もしくはそれ以上 |
不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
約26000年前-22000年前 | |||||||
折爪断層(注20) | (最大7.6程度) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明(注13) | 不明 | ||
不明 | |||||||
元荒川断層帯 | 上尾市付近を境に北部と南部に分けられ、北部のみが活断層と判断される。 | ||||||
東京湾北縁断層 | 活断層ではないと判断される。 | ||||||
岐阜一宮断層帯 | 活断層ではないと判断される。 | ||||||
荒川断層 | 活断層ではないと判断される。 |
注1: | 確率値は有効数字1桁で記述している。ただし、30年確率が10%台の場合は2桁で記述する。また「ほぼ0%」とあるのは、10-3 %未満の確率値を表す。 |
注2: | 「地震に関する基盤的調査観測計画」(地震調査研究推進本部,1997)による全国の主要断層帯の区分では、糸魚川−静岡構造線断層帯は北部、中部、南部の3つに分けられている。牛伏寺断層は中部の一部であり、長期評価では「牛伏寺断層を含む区間」がどこまでか判断できないとしている。なお、最新活動時(1200年前)には、北部と中部が同時に活動した。 |
注3: | 境峠・神谷断層帯(主部)は、最新活動時期を約4千9百年前以後−約2千5百年前以前、1つ前の活動を約7千7百年前以後−約6千7百年前以前の可能性があるとし、これら過去2回の活動の間隔を基に平均活動間隔(約1千8百−5千2百年)を求めている。ただし、最新活動時期の年代幅が大きく、またそのため、平均活動間隔に関しても十分に時期を絞り込むことができなかった。したがって、これらの値から算出した地震後経過率(0.5-2.7)及び将来の地震発生確率(今後30年:0.02%−13%)は、いずれも大きく幅を持たせた評価となっていることに留意する必要がある。 |
注4: | 中央構造線断層帯は、5つに分かれて活動すると評価されており、上表にはそれぞれの数値を示した。しかし、これらは1つの断層帯として同時に活動する可能性もある。その場合はマグニチュード8.0程度もしくはそれ以上の地震が発生し、その長期確率は、5つの区間が個別に活動する長期確率を超えることはないと評価されている。 |
注5: | 別府−万年山断層帯(大分平野−由布院断層帯/西部)は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。ここでは、過去の活動時期から、約2000年前−18世紀に2回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。 |
注6: | 邑知潟断層帯は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。そこで、過去の活動時期から、約4900年前−9世紀に3回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。 |
注7: | 最新活動の時期が特定できていないため、通常の活断層評価で用いている計算方法(地震の発生確率が時間とともに変動するモデル:BPT分布モデル)ではなく、地震発生確率が時間的に不変とした考え方(ポアソン過程)により長期確率を求めている。 |
注8: | 曽根丘陵断層帯は、最新活動時期が約10000年前以後と求められているが、平均活動間隔概ね2000-3000年に対して十分に絞り込まれていない。このため、地震発生確率の計算に際しては、ポアソン過程を用いた。 |
注9: | 長町−利府線断層帯は、最新活動時期が約16000年前以後と求められているが、平均活動間隔3000年に対して十分に絞り込まれていない。このため、地震発生確率の計算に際しては、ポアソン過程を用いた。 |
注10: | 十日町断層帯(東部)では、約3900-3300年前に活動した可能性があるが、これを最新活動と限定できなかったことから、不明としている。 |
注11: | 十勝平野断層帯(光地園断層)は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。ここでは、過去の活動時期から、約21000年前以後に2回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。 |
注12: | 伊那谷断層帯(主部)の最新活動時期は、14世紀以後、18世紀以前と推定されている。18世紀以前であることは、1725年の高遠の地震以降に本断層帯付近で大きな被害地震が起こっていないことに基づいていることから、最新活動時期を西暦1300年以後、西暦1725年以前として地震発生確率を算出している。 |
注13: | 平均活動間隔が判明していないため、地震発生確率を求めることができない。 |
注14: | 雲仙断層群(北部、南東部)は、平均活動間隔が求められていないため、地震発生確率は不明となっている。 しかし、信頼度が低い情報ながら、これらの断層帯における平均変位速度は1m/千年程度に達する可能性が指摘されている。このため、これらの断層帯においては平均活動間隔が最新活動時期からの経過時間よりも短い可能性もあり得るため、注意が必要である。 |
注15: | 津軽山地西縁断層帯は、北部及び南部に分かれると評価されている。平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1766年であり、地震後経過年数が短いため、近い将来の地震発生確率はごく小さいと考えられる。なお、最新活動と考えられる地震の規模が断層帯の長さに比べて大きいため、発生する地震の規模は幅を持った値としている。 |
注16: | 鴨川低地断層帯に関しては、活断層であるかどうかの確実な証拠に乏しく、活断層としての存在そのものについて疑問視した調査結果も報告されている。よって、今後、本断層帯の活動時期や活動性に関する確実な資料を得る必要がある。 |
注17: | 三方・花折断層帯(花折断層帯/北部)は、平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1662年の地震である可能性があることから、近い将来の地震発生可能性は小さいと考えられる。 |
注18: | 福井平野東縁断層帯(西部)は、平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1948年であり、地震後経過年数が短いため、近い将来の地震発生確率はごく小さいと考えられる。 |
注19: | 警固断層帯(北西部)は、平均活動間隔などが不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が2005年であり、地震後経過年数が短いため、近い将来の地震発生確率はごく小さいと考えられる。なお、断層面の位置・形状や活動履歴の検討をするための地形学・地質学的な資料が得られていないことから、長期評価は主に地震観測結果などの地球物理学的な資料に基づいて行った。 |
注20: | 折爪断層は、将来の活動可能性を明確にするために必要な資料が十分得られていない。鮮新世の地層を大きく変位させているので、第四紀に活動した断層であることはほぼ確かであると考えられているが、第四紀後期に活動を繰り返していることを示す確かな証拠はこれまで発見されておらず、特に、北部の辰ノ口撓曲においては第四紀後期の活動性は衰えている可能性もある。このため、発生する可能性がある地震の規模についても、便宜的に最大値を記載しているものの、この値は断層全体が一つの区間として活動した場合の試算値に過ぎないことに注意する必要がある。 |
(参考)1995年兵庫県南部地震発生直前における確率 | ||||||||
断層帯名 | 発生した地震規模 | 地震発生確率 | 平均活動間隔 | |||||
(マグニチュード) | 30年以内 | |||||||
六甲・淡路島断層帯主部 淡路島西岸区間 「野島断層を含む区間」 |
7.3 | 0.02%〜8% | 1700年〜3500年 |
領域または地震名 | 長期評価で予想した 地震規模 (マグニチュード) |
地震発生確率(注1) | 平均発生間隔(注1) (上段) |
|||||
10年以内 | 30年以内 | 50年以内 | 最新発生時期 (下段:ポアソン過程を適用した ものを除く) |
|||||
南 海 ト ラ フ の 地 震 (注7) |
南海地震 | 8.4前後 | 同時 8.5前後 |
10%程度 | 50%程度 | 80%〜90% | 114.0年(次回までの 標準的な値(注2) 90.1年) |
|
61.0年前 | ||||||||
東南海地震 | 8.1前後 | 20%程度 | 60%〜70% 程度 |
90%程度 | 111.6年(次回までの 標準的な値(注2) 86.4年) |
|||
63.1年前 | ||||||||
三 陸 沖 か ら 房 総 沖 に か け て の 地 震 |
三陸沖から 房総沖の 海溝寄り |
津波地震 | Mt8.2前後 (Mtは津波の高さから求める地震の規模) |
7%程度 (2%程度)* |
20%程度 (6%程度)* |
30%程度 (9%程度)* |
133.3年程度 (530年程度)* *()は特定海域での値 |
|
− | ||||||||
正断層型 | 8.2前後 | 1%〜2% (0.3%〜0.6%)* |
4%〜7% (1%〜2%)* |
6%〜10% (2%〜3%)* |
400年〜750年 (1600年〜3000年)* *()は特定海域での値 |
|||
− | ||||||||
三陸沖北部 | 8.0前後 | ほぼ0% 〜0.3% |
0.1%〜10% | 30%〜40% | 約97.0年 | |||
39.6年前 | ||||||||
固有地震以外のプレート間地震 | 7.1〜7.6 | 60%程度 | 90%程度 | − | 11.3年程度 | |||
− | ||||||||
宮城県沖 | 7.5前後 | 連動 8.0前後 |
60%程度 | 99% | − | 37.1年 | ||
29.6年前 | ||||||||
三陸沖南部海溝寄り | 7.7前後 | 30%〜40% | 80%〜90% | 90%〜98% | 105年程度 | |||
110.4年前 | ||||||||
福島県沖 | 7.4前後(複数の地震が続発する) | 2%程度以下 | 7%程度以下 | 10%程度以下 | 400年以上 | |||
− | ||||||||
茨城県沖 | 6.8程度 | 50%程度 | 90%程度 | − | 15.5年程度 | |||
− | ||||||||
千 島 海 溝 沿 い の 地 震 (第 二 版) |
十勝沖 | 8.1前後 | 連動 8.3程度 |
ほぼ0% | 0.1%〜1% | 10%〜20% | 72.2年(注3) | |
4.3年前 | ||||||||
根室沖 | 7.9程度 | 3%〜7% | 40%程度 | 70%〜80% | 72.2年(注3) | |||
34.5年前 | ||||||||
色丹島沖 | 7.8前後 (Mw8.2前後)(注4) |
5%〜10% | 50%程度 | 80%程度 | 72.2年(注3) | |||
38.4年前 | ||||||||
択捉島沖 | 8.1前後 (Mw8.5前後)(注4) |
10%〜20% | 60%程度 | 80%〜90% | 72.2年(注3) | |||
44.2年前 | ||||||||
ひとまわり小さいプレート間地震 | 十勝沖・ 根室沖 |
7.1前後 | 40%程度 | 80%程度 | 90%程度 | 17.5年 | ||
− | ||||||||
色丹島沖・ 択捉島沖 |
7.1程度 (Mw7.7程度)(注4) |
60%程度 | 90%程度 | 90%程度以上 | 10.5年 | |||
− | ||||||||
沈み込んだプレート内のやや浅い地震 | 8.2前後 | 10%程度 | 30%程度 | 50%程度 | 82.8年 | |||
− | ||||||||
沈み込んだプレート内のやや深い地震 | 7.5程度 | 30%程度 | 70%程度 | 80%程度 | 27.3年 | |||
− | ||||||||
日 本 海 東 縁 部 の 地 震 |
北海道北西沖の地震 | 7.8程度 | 0.002%〜0.04% | 0.006%〜0.1% | 0.01%〜0.2% | 3900年程度 | ||
約2100年前 | ||||||||
北海道西方沖の地震 | 7.5前後 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 1400〜3900年程度 | |||
67.4年前 | ||||||||
北海道南西沖の地震 | 7.8前後 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 500〜1400年程度 | |||
14.5年前 | ||||||||
青森県西方沖の地震 | 7.7前後 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 500〜1400年程度 | |||
24.6年前 | ||||||||
秋田県沖の地震 | 7.5程度 | 1%程度以下 | 3%程度以下 | 5%程度以下 | 1000年程度以上 | |||
− | ||||||||
山形県沖の地震 | 7.7前後 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 1000年程度以上 | |||
174.1年前 | ||||||||
新潟県北部沖の地震 | 7.5前後 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 1000年程度以上 | |||
43.5年前 | ||||||||
佐渡島北方沖の地震 | 7.8程度 | 1%〜2% | 3%〜6% | 5%〜10% | 500〜1000年程度 | |||
− | ||||||||
日 向 灘 お よ び 南 西 諸 島 海 溝 周 辺 の 地 震 |
安芸灘〜伊予灘〜 豊後水道の プレート内地震 |
6.7〜7.4 | 10%程度 | 40%程度 | 50%程度 | 約67年 | ||
− | ||||||||
日向灘の プレート間地震 |
7.6前後 | 5%程度 | 10%程度 | 20%程度 | 約200年 | |||
− | ||||||||
日向灘の ひとまわり小さい プレート間地震 |
7.1前後 | 30%〜40% | 70%〜80% | 80%〜90% | 約20〜27年 | |||
− | ||||||||
南西諸島周辺の 浅発地震(注5) |
− | − | − | − | − | |||
− | ||||||||
九州から南西諸島周辺のやや深発地震(注5) | − | − | − | − | − | |||
− | ||||||||
与那国島周辺の地震 | 7.8程度 | 10%程度 | 30%程度 | 40%程度 | 約100年 | |||
− | ||||||||
相 模 ト ラ フ 沿 い の 地 震 |
大正型関東地震 | 7.9程度 | ほぼ0%〜0.08% | ほぼ0%〜1% | ほぼ0%〜6% | 200〜400年 | ||
84.3年前 | ||||||||
元禄型関東地震(注6) | 8.1程度 | ほぼ0% | ほぼ0% | ほぼ0% | 2300年程度 | |||
304.0年前 | ||||||||
その他の南関東の M7程度の地震 |
6.7〜7.2程度 | 30%程度 | 70%程度 | 90%程度 | 23.8年 | |||
− | ||||||||
上記表中、「ほぼ0%」とあるのは、10-3%未満の確率値を表す。 |
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注1: | これらの評価は、基準日を元に更新過程を適用。また、三陸沖から房総沖の海溝寄りの地震、三陸沖北部の一回り規模の小さい地震、福島県沖の地震、茨城県沖の地震、千島海溝沿いのひとまわり規模の小さい地震および沈み込んだプレート内の地震、日本海東縁部の秋田県沖の地震、佐渡島北方沖の地震、日向灘および南西諸島海溝周辺の地震、相模トラフ沿いのその他の南関東のM7程度の地震については、ポアソン過程を適用。 |
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注2: | 時間予測モデルに基づいて推定。 |
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注3: | 千島海溝沿いの区分けした各領域でM8程度のプレート間地震が繰り返し発生するとし、それらの発生間隔はどの領域でもほぼ同程度と仮定した。そこで、各領域の地震発生間隔(十勝沖
108.9年及び51.6年、根室沖 79.2年、色丹島沖 76.2年、択捉島沖 45.1年)の違いをばらつきと見なし、それらの値の平均値72.2年が平均発生間隔を近似するものとした。 |
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注4: | 過去の地震のMとMwの差が大きいため、Mwも参考として示した。Mwは「モーメントマグニチュード」のことである。地震の規模を表すマグニチュード(M)は、観測点における地震波(地震動)の大きさ(揺れの大きさ)の分布を使って算出するのに対して、Mwは震源の物理的な規模を表す地震モーメントという量を使って算出するマグニチュードである。地震の震源域の規模を反映し、マグニチュードの頭打ち(地震が大きくてもマグニチュードはその割に大きくならない現象)を回避できるために、物理的な意味が明確な指標である。 |
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注5: | これらの領域については、地震発生の特性を明らかにするための十分な知見が得られていないことや、長大な設定領域において発生する場所を特定できないこと等により、対象となる地震の平均発生間隔などを評価しなかった。 |
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注6: | 元禄型関東地震は、大正型関東地震の想定震源域が房総半島南沖〜南東沖へ拡大・連動したタイプとしているので、ここでは大正型関東地震と元禄型関東地震の発生確率を互いに独立して扱うものとは考えていない。 |
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注7: | 南海トラフで発生する地震のうち、東海地震については中央防災会議が国としての評価を「東海地震に関する専門調査会報告」(2001年)として公表しており、中央防災会議はこの報告の中で、東海地震がいつ発生してもおかしくないとしている。想定東海地震の震源域が単独で破壊した事例は知られていないため、過去の事例に基づいて発生間隔を推定するこれまでの長期評価の手法では発生確率を求めることはできない。 しかし、地震調査研究推進本部では、確率論的地震動予測地図を作成するにあたり東海地震の発生確率が必要であるため、以下の方法で求めた。 ・平均活動間隔は「南海トラフの地震の長期評価」に想定東海地震の震源域の全域または一部地域が活動したと記載のある、明応東海地震(1498年)、慶長地震(1605年)、宝永地震(1707年)、安政東海地震(1854年)の4つ地震の発生間隔の平均値118.8年とした。 ・最新活動時期は1854年安政東海地震とした。 ・平均活動間隔のばらつきを表すパラメータは、長期評価が行われている東南海地震と同じ0.20を用いた。 ・隣接する地域と連動する場合と単独で発生する場合が同一の発生間隔であると仮定した。 東海地震は隣接する地域との連動性のメカニズムが未解明であるため、発生確率を求めるためには、上記のようないくつかの仮定を行う必要があった。したがって、長期評価結果として公表している他の海溝型地震の発生確率と同程度の信頼度はないことに留意する必要がある。 |
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「全国を概観した地震動予測地図」報告書で用いた方法による想定東海地震の確率 | ||||||||
地震名 | 想定地震規模 | 地震発生確率 | 平均発生間隔 | |||||
マグニチュード | 30年以内 | |||||||
東海地震 | 8程度 | 87%(参考値) | 118.8年(参考値) |
※ここで示している確率値は、既に公表した長期評価の値です。付録4は地震動予測地図を計算するために用いた値であり、ここで示している長期評価の確率値と若干異なっています。付録4で示している確率値には絶対的な精度がないことを考慮して、ここでは数値をまるめた表現としておりますので、各地震の長期評価の確率値としては付録2の値をご参照下さい。(なお、計算上は100%に近くとも、99%と表現しております。)
地震調査研究推進本部 地震調査委員会