9月28日 マリアナ諸島の地震


2007年9月28日22時38分(日本時間)にマリアナ諸島の深さ261kmでMw7.4(Global CMT解によるモーメントマグニチュード、気象庁によるマグニチュードはM7.6)の地震が発生し、国内で最大震度2を観測した。この地震により気象庁は23時01分に北西太平洋津波情報(津波発生の可能性なし)を発表した。この地震による被害の報告はない(10月1日現在、USGSによる)。
この付近は、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に高角で沈み込んでいるところで、今回の地震は太平洋プレート内部で発生した地震と考えられる。発震機構(Global CMT解)は太平洋プレートの沈み込む方向に張力軸を持つ型であった。
1970年以降の100km以深の地震活動を見ると、2000年3月28日にMw7.6(深さ127km、国内で最大震度3)が発生しているものの、今回の地震の震源付近でM7を越える地震は珍しい。


気象庁
平成19年10月10日第174回地震調査委員会資料 『2007年9月の地震活動の評価』