「全国を概観した地震動予測地図」 2007年版

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付録2. 今までに公表した活断層及び海溝型地震の長期評価一覧表

 地震調査委員会は、主要な活断層や海溝型地震(プレートの沈み込みに伴う地震)の活動間隔、次の地震の発生可能性〔場所、規模(マグニチュード)及び発生確率〕等を評価し、随時公表している。平成19年1月1日現在、主要断層帯、海溝型地震として南海トラフの地震(東南海・南海地震)、三陸沖から房総沖にかけての地震(宮城県沖地震を含む)、千島海溝沿いの地震(第二版)、日本海東縁部の地震、日向灘および南西諸島海溝周辺の地震、相模トラフ沿いの地震について評価をまとめ公表している。
 本表は、時間が経過したことに伴う確率値の変動や、あるいは長期評価の改訂に伴う値の更新を反映させている。
 なお、ここに示した地震発生確率の算定基準日は、平成19年(2007年)1月1日である。

1.主要断層帯の長期評価の概要(算定基準日 平成19年(2007年)1月1日)
(陸域・沿岸域の活断層から発生する地震の今後30, 50, 100年以内の地震発生確率等)
主要断層帯名
(断層帯/活動区間
長期評価で
予想 した
地震規模
(マグニチュード)
地震発生確率(注1) 我が国の
主な
活断層に
おける
相対的評価
平均活動間隔
30年以内 50年以内 100年以内 最新活動時期
神縄・国府津-松田断層帯 7.5程度 0.2%〜16% 0.4%〜30% 1%〜50% 我が国の
主な
活断層の
中では
高い
グループ
に属する
約800年-1300年
12世紀-14世紀前半
糸魚川-静岡構造線断層帯
(牛伏寺断層を含む区間)(注2)
8程度
(7 1/2〜8 1/2)
14% 20% 40% 約1000年
約1200年前
境峠・神谷断層帯
(主部)(注3)
7.6程度 0.02%〜13% 0.04%〜20% 0.09%〜40% 約1800年-5200年
約4900年前-2500年前
阿寺断層帯
(主部/北部
6.9程度 6%〜11% 10%〜20% 20%〜30% 約1800年-2500年
約3400年前-3000年前
三浦半島断層群
(主部/武山断層帯
6.6程度
もしくはそれ以上
6%〜11% 10%〜20% 20%〜30% 1600年-1900年程度
約2300年前-1900年前
富士川河口断層帯 8程度
(8±0.5)
0.2%〜11% 0.4%〜20% 1%〜30% 1500年-1900年
約2100年前-1000年前
琵琶湖西岸断層帯 7.8程度 0.09%〜9% 0.2%〜20% 0.3%〜30% 約1900年-4500年
約2800年前-2400年前
山形盆地断層帯 7.8程度 ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% およそ3000年
約6000年前以後
伊那谷断層帯(注4)
境界断層
7.7程度 ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 3000年-12000年程度
約6500年前-300年前
石狩低地東縁断層帯
(主部)
7.9程度 0.05%〜6%
もしくはそれ以下
0.09%〜10%
もしくはそれ以下
0.2%〜20%
もしくはそれ以下
約3300年-6300年
約5200年前-3300年前 もしくは
それ以後
伊那谷断層帯(注4)
前縁断層
7.8程度 ほぼ0%〜6% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 4000年-20000年程度
約28000年前-7500年前
布田川・日奈久断層帯
中部
7.6程度 ほぼ0%〜6% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 約3500年-11000年
約7500年前-2200年前
庄内平野東縁断層帯 7.5程度 ほぼ0%〜6% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 2400年-4600年程度
約3000年前-18世紀末
砺波平野断層帯・呉羽山断層帯
(砺波平野断層帯東部)
7.3程度 0.05%〜6% 0.09%〜10% 0.2%〜20% 3000年-7000年程度
約4300年前-3700年前
黒松内低地断層帯 7.3程度以上 2%〜5%
以下
3%〜9%
以下
7%〜20%
以下
3600年-5000年程度以上
約5900年前-4900年前
櫛形山脈断層帯 6.8程度 0.3%〜5% 0.6%〜8% 1%〜20% 約2800年-4200年
約3200年前-2600年前
山崎断層帯
(主部/南東部
7.3程度 0.03%〜5% 0.06%〜8% 0.1%〜20% 3000年程度
約3600年前-6世紀
中央構造線断層帯(注5)
金剛山地東縁−和泉山脈南縁
8.0程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜9% ほぼ0%〜20% 約2000年-12000年
1-4世紀
京都盆地-奈良盆地断層帯南部
(奈良盆地東縁断層帯)
7.4程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約5000年
約11000年前-1200年前
森本・富樫断層帯 7.2程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜9% ほぼ0%〜20% 約2000年
約2000年前-200年前
高山・大原断層帯
(国府断層帯)
7.2程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約3600年-4300年
約4700年前-300年前
別府−万年山断層帯
(大分平野-由布院断層帯/西部(注6)
6.7程度 2%〜4% 3%〜7% 6%〜10% 約700年-1700年
約2000年前-18世紀初頭に2回
別府−万年山断層帯
(大分平野-由布院断層帯/東部
7.2程度 0.03%〜4% 0.06%〜7% 0.1%〜10% 約2300年-3000年
約2200年前-6世紀
雲仙断層群
(南西部/北部
7.3程度 ほぼ0%〜4% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約2500年-4700年
約2400年前-11世紀
木曽山脈西縁断層帯
(主部/南部
6.3程度 ほぼ0%〜4% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約4500年-24000年
約6500年前-3800年前
砺波平野断層帯・呉羽山断層帯
(砺波平野断層帯西部)
7.2程度 ほぼ0%〜3%
もしくはそれ以上
ほぼ0%〜6%
もしくはそれ以上
ほぼ0%〜10%
もしくはそれ以上
約5000年-12000年 もしくは
それ以下
約6900年前-2700年前
上町断層帯 7.5程度 2%〜3% 3%〜5% 6%〜10% 8000年程度
約28000年前-9000年前
三浦半島断層群
(主部/衣笠・北武断層帯)
6.7程度
もしくはそれ以上
ほぼ0%〜3% ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜10% 1900年-4900年程度
6-7世紀
別府−万年山断層帯
(野稲岳-万年山断層帯)
7.3程度 ほぼ0%〜3%
(最大2.6%)
ほぼ0%〜4% 0.001%〜9% 我が国の
主な
活断層の
中では
やや高い
グループ
に属する
4000年程度
約3900年前-6世紀
邑知潟断層帯(注7) 7.6程度 2% 3%〜4% 5%〜8% 1200年-1900年程度
約3200年前-9世紀
長岡平野西縁断層帯 8.0程度 2%以下 4%以下 9%以下 約1200年-3700年
13世紀以以後
北由利断層 7.3程度 2%以下 3%以下 6%以下 3400-4000年程度
約2800年前以後
立川断層帯 7.4程度 0.5%〜2% 0.8%〜4% 2%〜7% 10000年-15000年程度
約20000年前-13000年前
岩国断層帯 7.6程度 0.03%〜2% 0.05%〜3% 0.1%〜6% 約9000年-18000年
約11000年前-10000年前
屏風山・恵那山-猿投山断層帯
(恵那山−猿投山北断層帯)
7.7程度 ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜3% 0.001%〜6% 約7200年-14000年
約7600年前-5400年前
当別断層 7.0程度 ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜4% ほぼ0%〜8% 7500年-15000年程度
約11000年前-2200年前
十日町断層帯
(西部)(注8)
7.4程度 1% 2% 3%〜5% 2000年-3000年程度
不明
曽根丘陵断層帯(注9) 7.3程度 1% 2% 3%〜5% 概ね2000年-3000年
約10000年前以後
人吉盆地南縁断層 7.1程度 1%以下 2%以下 4%以下 約8000年以上
約7300年前-3200年前
新庄盆地断層帯(注8) 6.6〜7.1程度 0.7%〜1% 1%〜2% 2%〜5% 2000年-4000年程度
不明
青森湾西岸断層帯(注8) 7.3程度 0.5%〜1% 0.8%〜2% 2%〜3% 3000年-6000年程度
不明
函館平野西縁断層帯 7.0〜7.5程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜3% 13000年-17000年
14000年前以後
布引山地東縁断層帯
(西部)
7.4程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜4% 17000年程度
約28000年前-400年前
出水断層帯 7.0程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜4% 概ね8000年
約7300年前-2400年前
頓宮断層 7.3程度 1%以下 2%以下 4%以下 約10000年以上
約10000年前-7世紀
長町−利府線断層帯(注10) 7.0〜7.5程度 1%以下 2%以下 3%以下 3000年程度以上
約16000年前以後
砺波平野断層帯・呉羽山断層帯
(呉羽山断層帯)(注8)
7.2程度 0.6%〜1% 1%〜2% 2%〜3% 3000年-5000年程度
不明
雲仙断層群
(南西部/南部
7.1程度 0.5%〜1% 0.8%〜2% 2%〜5% 約2100年-6500年
約4500年前-16世紀
中央構造線断層帯(注5)
紀淡海峡−鳴門海峡
7.7程度 0.005%〜1% 0.009%〜2% 0.02%〜4% 約4000年-6000年
約3100年前-2600年前
月岡断層帯 7.3程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜3% 7500年以上
約6500年-900年前
山崎断層帯
(主部/北西部
7.7程度 0.08%〜1% 0.2%〜2% 0.4%〜4% 約1800年-2300年
868年播磨国地震
六甲・淡路島断層帯
(主部/六甲山地南縁−淡路島東岸区間)
7.9程度 ほぼ0%〜0.9% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜5% 900年-2800年程度
16世紀
伊勢湾断層帯
(白子−野間断層)
7.0程度 0.2%〜0.8% 0.3%〜1% 0.7%〜3% 8000年程度
概ね6500年前-5000年前
三峠・京都西山断層帯
(京都西山断層帯)
7.5程度 ほぼ0%〜0.8% ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜3% 約3500年-5600年
約2400年前-2世紀
高山・大原断層帯
(高山断層帯)(注8)
7.6程度 0.7% 1% 2% 4000年程度
不明
屏風山・恵那山-猿投山断層帯
(屏風山断層帯)(注8)
6.8程度 0.2%〜0.7% 0.4%〜1% 0.8%〜2% 4000年-12000年程度
不明
十日町断層帯
(東部)(注8)
7.0程度 0.4%〜0.7% 0.6%〜1% 1%〜2% 4000年-8000年程度
不明(注11)
養老−桑名−四日市断層帯 8程度 ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜3% 1400年-1900年
13−16世紀
三方・花折断層帯
(花折断層帯/中南部
7.3程度 ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% 4200年-6500年
2800年前-6世紀
三峠・京都西山断層帯
(三峠断層)(注8)
7.2程度 0.4%〜0.6% 0.7%〜1% 1%〜2% 5000年-7000年程度
3世紀以前
増毛山地東縁断層帯・
沼田−砂川付近の断層帯

(増毛山地東縁断層帯)(注8)
7.8程度 0.6%以下 1%以下 2%以下 5000年程度以上
不明
福井平野東縁断層帯
(主部)(注8)
7.6程度 0.2%〜0.4%
もしくはそれ以上
0.3%〜0.7%
もしくはそれ以上
0.6%〜1%
もしくはそれ以上
7000年-18000年程度 もしくは
それ以下
不明
十勝平野断層帯
(光地園断層)(注12)
7.2程度 0.1%〜0.4% 0.2%〜0.7% 0.5%〜1% 7000年-21000年程度
約21000年前以後に2回
中央構造線断層帯(注5)
讃岐山脈南縁−石鎚山脈北縁東部
8.0程度
もしくはそれ以上
ほぼ0%〜0.3% ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜2% 約1000年-1600年
16世紀
中央構造線断層帯(注5)
石鎚山脈北縁
7.3−8.0程度 ほぼ0%〜0.3% ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜2% 約1000年-2500年
16世紀
中央構造線断層帯(注5)
(石鎚山脈北縁西部−伊予灘)
8.0程度
もしくはそれ以上
ほぼ0%〜0.3% ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜2% 約1000年-2900年
16世紀
十勝平野断層帯(注8)
(主部)
8.0程度 0.1%〜0.2% 0.2%〜0.3% 0.5%〜0.6% 17000年-22000年程度
不明
鈴鹿西縁断層帯(注8) 7.6程度 0.08%〜0.2% 0.1%〜0.3% 0.3%〜0.6% 約18000年-36000年
不明
屏風山・恵那山-猿投山断層帯
(加木屋断層帯)(注8)
7.4程度 0.1% 0.2% 0.3% 30000年程度
不明
山崎断層帯
(那岐山断層帯)(注8)
7.3程度 0.07%〜0.1% 0.1%〜0.2% 0.2%〜0.3% 約30000年-40000年
不明
生駒断層帯 7.0〜7.5程度 ほぼ0%〜0.1% ほぼ0%〜0.3% ほぼ0%〜0.6% 3000年-6000年
1600年前-1000年前頃
鈴鹿東縁断層帯 7.5程度 ほぼ0%〜0.07% ほぼ0%〜0.1% ほぼ0%〜0.2% 約6500年-12000年
約3500年前-2800年前
別府−万年山断層帯
(別府湾-日出生断層帯/西部
7.3程度 ほぼ0%〜
0.05%
ほぼ0%〜
0.08%
ほぼ0%〜
0.2%
13000年-25000年程度
約7300年前-6世紀
富良野断層帯
(西部)
7.2程度 ほぼ0%-0.03% ほぼ0%-0.05% ほぼ0%-0.1% 4000年程度
2世紀-1739年
長井盆地西縁断層帯 7.7程度 0.02%以下 0.04%以下 0.1%以下 5000年-6300年程度
約2400年前以後
有馬-高槻断層帯 7.5程度
(7.5±0.5)
ほぼ0%〜0.02% ほぼ0%〜0.06% ほぼ0%〜0.3% 1000年-2000年程度
1596年慶長伏見地震
富良野断層帯
(東部)
7.2程度 ほぼ0%〜
0.01%
ほぼ0%〜
0.02%
ほぼ0%〜
0.05%
9000年-22000年程度
約4300年前-2400年前
関東平野北西縁断層帯
(主部)
8.0程度 ほぼ0%〜
0.008%
ほぼ0%〜0.01% ほぼ0%〜0.03% 13000年-30000年程度
約6200年前-2500年前
大阪湾断層帯 7.5程度 0.004%以下 0.007%以下 0.02%以下 約3000年-7000年
9世紀以後
伊勢原断層 7.0程度 ほぼ0%〜
0.003%
ほぼ0%〜
0.005%
ほぼ0%〜0.01% 4000年-6000年程度
5世紀-18世紀初頭
伊勢湾断層帯
(主部/南部
6.9程度 ほぼ0%〜
0.002%
ほぼ0%〜
0.003%
ほぼ0%〜
0.009%
5000年-10000年程度
概ね2000年前-1500年前
布引山地東縁断層帯
(東部)
7.6程度 0.001% 0.002% 0.005% 25000年程度
11000年前頃
野坂・集福寺断層帯
(野坂断層帯)
7.3程度 ほぼ0%
もしくはそれ以上
ほぼ0%
もしくはそれ以上
ほぼ0%
もしくはそれ以上
約5600年-7600年 もしくは
それ以下
15-17世紀
跡津川断層帯 7.9程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約2300年-2700年
1858年飛越地震
庄川断層帯 7.9程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約3600年-6900年
11-16世紀
北上低地西縁断層帯 7.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 16000年-26000年
4500年前頃
阿寺断層帯
(主部/南部
7.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約1700年
1586年天正地震
福島盆地西縁断層帯 7.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 8000年程度
約2200年前-3世紀
信濃川断層帯
(長野盆地西縁断層帯)
7.4〜7.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 800年-2500年
1847年善光寺地震
屏風山・恵那山-猿投山断層帯
(猿投−高浜断層帯)
7.7程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 40000年程度
約14000年前頃
牛首断層帯 7.7程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約5000年-7100年
11-12世紀
別府−万年山断層帯
(別府湾-日出生断層帯/東部
7.6程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%〜
0.004%
約1300年-1700年
1596年慶長豊後地震
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯
(主部/北部
7.6程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約2300年-2700年
17世紀頃
関谷断層 7.5程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約2600年-4100年
14-17世紀
木曽山脈西縁断層帯
(主部/北部
7.5程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約6400-9100年
13世紀頃
双葉断層 6.8-7.5程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 8000年-12000年程度
約2400年前-2世紀
山田断層帯
(郷村断層帯)
7.4程度
もしくはそれ以上
ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約10000年-15000年
1927年北丹後地震
別府−万年山断層帯
(崩平山-亀石山断層帯)
7.4程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約4300年-7300年
13世紀以後
濃尾断層帯
(主部/梅原断層帯
7.4程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約14000年-15000年
1891年濃尾地震
会津盆地西縁・東縁断層帯
(会津盆地西縁断層帯)
7.4程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約7600年-9600年
1611年会津地震
北伊豆断層帯 7.3程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約1400年-1500年
1930年北伊豆地震
濃尾断層帯
(主部/根尾谷断層帯
7.3程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約2100年-3600年
1891年濃尾地震
木津川断層帯 7.3程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約4000年-25000年
1854年伊賀上野地震
水縄断層帯 7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 14000年程度
679年筑紫地震
横手盆地東縁断層帯
北部
7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 3400年程度
1896年陸羽地震
湖北山地断層帯
(北西部)
7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%〜
0.001%
約3000年-4000年
11-14世紀
三方・花折断層帯
(三方断層帯)
7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約3800年-6300年
1662年の地震
布田川・日奈久断層帯
北東部
7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約11000年-27000年
約1500年前-1200年前
伊勢湾断層帯
(主部/北部
7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 10000年-15000年程度
概ね1000年前-500年前
能代断層帯 7.1程度以上 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 1900年-2900年程度
1694年能代地震
六甲・淡路島断層帯
(主部/淡路島西岸区間)
7.1程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 1800年-2500年程度
1995年兵庫県南部地震
長尾断層帯 7.1程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 概ね30000年程度
9-16世紀
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯
(真昼山地東縁断層帯/北部
6.7-7.0程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約6300年-31000年
1896年陸羽地震
湖北山地断層帯
(南東部)
6.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 概ね7000年程度
15-17世紀
濃尾断層帯
(温見断層/北西部
6.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 約2200年-2400年
1891年濃尾地震
山崎断層帯
(草谷断層)
6.7程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 5000年程度
5-12世紀
六甲・淡路島断層帯
(先山断層帯)
6.6程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 5000年-10000年程度
11世紀-17世紀初頭
標津断層帯 7.7程度以上 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
会津盆地西縁・東縁断層帯
(会津盆地東縁断層帯)
7.7程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
菊川断層帯 7.6程度
もしくはそれ以上
不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約8500年前-2100年前
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯
(主部/南部
7.6程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約4900年前-15世紀
増毛山地東縁断層帯・
沼田−砂川付近の断層帯

(沼田−砂川付近の断層帯)
7.5程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
木曽山脈西縁断層帯
(清内路峠断層帯)
7.4程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
山田断層帯
(主部)
7.4程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約3300年前以前
雲仙断層群
(北部)(注14)
7.3程度以上 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約5000年前以後
濃尾断層帯
(武儀川断層)
7.3程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
長良川上流断層帯 7.3程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
阿寺断層帯
(白川断層帯)
7.3程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
西山断層帯 7.3程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約12000年前-概ね2000年前
横手盆地東縁断層帯
南部
7.3程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約6000年前-5000年前以後
津軽山地西縁断層帯(注15)
(南部)
7.1-7.3程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
1766年の地震
津軽山地西縁断層帯(注15)
(北部)
6.8-7.3程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
1766年の地震
鴨川低地断層帯(注16) 7.2程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
境峠・神谷断層帯
(霧訪山−奈良井断層帯)
7.2程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
阿寺断層帯
(佐見断層帯)
7.2程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯
(浦底−柳ヶ瀬山断層帯)
7.2程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
三方・花折断層帯
(花折断層帯/北部(注17)
7.2程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
1662年の地震
三峠・京都西山断層帯
(上林川断層)
7.2程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
布田川・日奈久断層帯
南西部
7.2程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約7500年前-2200年前
石狩低地東縁断層帯
(南部)
7.1程度以上 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
福井平野東縁断層帯
(西部)(注18)
7.1程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
1948年福井地震
濃尾断層帯
(揖斐川断層帯)
7.1程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
1-10世紀
雲仙断層群
(南東部)(注14)
7.1程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約7300年前以後
屏風山・恵那山-猿投山断層帯
(赤河断層帯)
7.1程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
関東平野北西縁断層帯
(平井−櫛挽断層帯)
7.1程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
高山・大原断層帯
(猪ノ鼻断層帯)
7.1程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯
(真昼山地東縁断層帯/南部
6.9-7.1程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
濃尾断層帯
(温見断層/南東部
7.0程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
濃尾断層帯
(主部/三田洞断層帯
7.0程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
五日市断層帯
(五日市断層)
7.0程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
7-12世紀
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯
(雫石盆地西縁断層帯)
6.9程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約2800年前-14世紀
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯
(主部/中部
6.6程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約7200年前-7000年前
五日市断層帯
(己斐−広島西縁断層帯)
6.5程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約23000年前以前
野坂・集福寺断層帯
(集福寺断層)
6.5程度 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
三浦半島断層群
(南部)
6.1程度
もしくはそれ以上
不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
約26000年前-22000年前
折爪断層(注19) (最大7.6程度) 不明(注13) 不明(注13) 不明(注13) 不明
不明
元荒川断層帯 上尾市付近を境に北部と南部に分けられ、北部のみが活断層と判断される。
東京湾北縁断層 活断層ではないと判断される。
岐阜一宮断層帯 活断層ではないと判断される。
荒川断層 活断層ではないと判断される。

注1: 確率値は有効数字1桁で記述している。ただし、30年確率が10%台の場合は2桁で記述する。また「ほぼ0%」とあるのは、10-3 %未満の確率値を表す。
注2: 「地震に関する基盤的調査観測計画」(地震調査研究推進本部,1997)による全国の主要断層帯の区分では、糸魚川−静岡構造線断層帯は北部、中部、南部の3つに分けられている。牛伏寺断層は中部の一部であり、長期評価では「牛伏寺断層を含む区間」がどこまでか判断できないとしている。なお、最新活動時(1200年前)には、北部と中部が同時に活動した。
注3: 境峠・神谷断層帯(主部)は、最新活動時期を約4千9百年前以後−約2千5百年前以前、1つ前の活動を約7千7百年前以後−約6千7百年前以前の可能性があるとし、これら過去2回の活動の間隔を基に平均活動間隔(約1千8百−5千2百年)を求めている。ただし、最新活動時期の年代幅が大きく、またそのため、平均活動間隔に関しても十分に時期を絞り込むことができなかった。したがって、これらの値から算出した地震後経過率(0.5-2.7)及び将来の地震発生確率(今後30年:0.02%−13%)は、いずれも大きく幅を持たせた評価となっていることに留意する必要がある。
注4: 伊那谷断層帯は、境界断層と前縁断層の2つに分かれて活動すると評価されており、上表にはそれぞれの数値を示した。しかし、これらは1つの断層帯として同時に活動する可能性もある。その場合はマグニチュード8.0程度の地震が発生し、その長期確率は、境界断層と前縁断層がそれぞれ単独で活動する場合の長期確率を超えることはないと評価されている。
注5: 中央構造線断層帯は、5つに分かれて活動すると評価されており、上表にはそれぞれの数値を示した。しかし、これらは1つの断層帯として同時に活動する可能性もある。その場合はマグニチュード8.0程度もしくはそれ以上の地震が発生し、その長期確率は、5つの区間が個別に活動する長期確率を超えることはないと評価されている。
注6: 別府−万年山断層帯(大分平野−由布院断層帯/西部)は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。ここでは、過去の活動時期から、約2000年前−18世紀に2回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。
注7: 邑知潟断層帯は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。そこで、過去の活動時期から、約4900年前−9世紀に3回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。
注8: 最新活動の時期が特定できていないため、通常の活断層評価で用いている計算方法(地震の発生確率が時間とともに変動するモデル:BPT分布モデル)ではなく、地震発生確率が時間的に不変とした考え方(ポアソン過程)により長期確率を求めている。
注9: 曽根丘陵断層帯は、最新活動時期が約10000年前以後と求められているが、平均活動間隔概ね2000-3000年に対して十分に絞り込まれていない。このため、地震発生確率の計算に際しては、ポアソン過程を用いた。
注10: 長町−利府線断層帯は、最新活動時期が約16000年前以後と求められているが、平均活動間隔3000年に対して十分に絞り込まれていない。このため、地震発生確率の計算に際しては、ポアソン過程を用いた。
注11: 十日町断層帯(東部)では、約3900-3300年前に活動した可能性があるが、これを最新活動と限定できなかったことから、不明としている。
注12: 十勝平野断層帯(光地園断層)は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。ここでは、過去の活動時期から、約21000年前以後に2回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。
注13: 平均活動間隔が判明していないため、地震発生確率を求めることができない。
注14: 雲仙断層群(北部、南東部)は、平均活動間隔が求められていないため、地震発生確率は不明となっている。
しかし、信頼度が低い情報ながら、これらの断層帯における平均変位速度は1m/千年程度に達する可能性が指摘されている。このため、これらの断層帯においては平均活動間隔が最新活動時期からの経過時間よりも短い可能性もあり得るため、注意が必要である。
注15: 津軽山地西縁断層帯は、北部及び南部に分かれると評価されている。注12でも述べたように、平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1766年であり、地震後経過年数が短いため、近い将来の地震発生確率はごく小さいと考えられる。なお、最新活動と考えられる地震の規模が断層帯の長さに比べて大きいため、発生する地震の規模は幅を持った値としている。
注16: 鴨川低地断層帯に関しては、活断層であるかどうかの確実な証拠に乏しく、活断層としての存在そのものについて疑問視した調査結果も報告されている。よって、今後、本断層帯の活動時期や活動性に関する確実な資料を得る必要がある。
注17: 三方・花折断層帯(花折断層帯/北部)は、平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1662年の地震である可能性があることから、近い将来の地震発生可能性は小さいと考えられる。
注18: 福井平野東縁断層帯(西部)は、平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1948年であり、地震後経過年数が短いため、近い将来の地震発生確率はごく小さいと考えられる。
注19: 折爪断層は、将来の活動可能性を明確にするために必要な資料が十分得られていない。鮮新世の地層を大きく変位させているので、第四紀に活動した断層であることはほぼ確かであると考えられているが、第四紀後期に活動を繰り返していることを示す確かな証拠はこれまで発見されておらず、特に、北部の辰ノ口撓曲においては第四紀後期の活動性は衰えている可能性もある。このため、発生する可能性がある地震の規模についても、便宜的に最大値を記載しているものの、この値は断層全体が一つの区間として活動した場合の試算値に過ぎないことに注意する必要がある。

  (参考)1995年兵庫県南部地震発生直前における確率
断層帯名 発生した地震規模 地震発生確率 平均活動間隔
(マグニチュード) 30年以内
六甲・淡路島断層帯主部
淡路島西岸区間
「野島断層を含む区間」
7.3 0.02%〜8% 1700年〜3500年


2.海溝型地震の長期評価の概要(算定基準日 平成19年(2007年)1月1日)
(海溝型地震の今後10, 30, 50年以内の地震発生確率)
領域または地震名 長期評価で予想した
地震規模
(マグニチュード)
地震発生確率(注1) 平均発生間隔(注1)
(上段)
10年以内 30年以内 50年以内 最新発生時期
(下段:ポアソン過程を適用した
ものを除く)








(注7)
南海地震 8.4前後 同時
8.5前後
10%程度 50%程度 80%〜90% 114.0年(次回までの
標準的な値(注2)
90.1年)
60.0年前
東南海地震 8.1前後 10%〜20%程度 60%〜70%
程度
90%程度 111.6年(次回までの
標準的な値(注2)
86.4年)
62.1年前














三陸沖から
房総沖の
海溝寄り
津波地震 Mt8.2前後
(Mtは津波の高さから求める地震の規模)
7%程度
(2%程度)
20%程度
(6%程度)
30%程度
(9%程度)
133.3年程度
(530年程度)
*()は特定海域での値
正断層型 8.2前後 1%〜2%
(0.3%〜0.6%)
4%〜7%
(1%〜2%)
6%〜10%
(2%〜3%)
400年〜750年
(1600年〜3000年)
*()は特定海域での値
三陸沖北部 8.0前後 ほぼ0%
〜0.2%
0.09%〜9% 20%〜40% 約97.0年
38.6年前
固有地震以外のプレート間地震 7.1〜7.6 60%程度 90%程度 11.3年程度
宮城県沖 7.5前後 連動
8.0前後
60%程度 99% 37.1年
28.6年前
三陸沖南部海溝寄り 7.7前後 30%〜40% 80%〜90% 90%程度以上 105年程度
109.4年前
福島県沖 7.4前後(複数の地震が続発する) 2%程度以下 7%程度以下 10%程度以下 400年以上
茨城県沖 6.8程度 50%程度 90%程度 15.5年程度




沿




(第

版)
十勝沖 8.1前後 連動
8.3程度
ほぼ0% 0.06%〜0.9% 10%〜20% 72.2年(注3)
3.3年前
根室沖 7.9程度 2%〜6% 30%〜40% 70%〜80% 72.2年(注3)
33.5年前
色丹島沖 7.8前後
(Mw8.2前後)(注4)
4%〜10% 40%〜50% 80%程度 72.2年(注3)
37.4年前
択捉島沖 8.1前後
(Mw8.5前後)(注4)
10%程度 50%〜60% 80%〜90% 72.2年(注3)
43.2年前
ひとまわり小さいプレート間地震 十勝沖・
根室沖
7.1前後 40%程度 80%程度 90%程度 17.5年
色丹島沖・
択捉島沖
7.1程度
(Mw7.7程度)(注4)
60%程度 90%程度 90%程度以上 10.5年
沈み込んだプレート内のやや浅い地震 8.2前後 10%程度 30%程度 50%程度 82.8年
沈み込んだプレート内のやや深い地震 7.5程度 30%程度 70%程度 80%程度 27.3年








北海道北西沖の地震 7.8程度 0.002%〜0.04% 0.006%〜0.1% 0.01%〜0.2% 3900年程度
約2100年前
北海道西方沖の地震 7.5前後 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 1400〜3900年程度
66.4年前
北海道南西沖の地震 7.8前後 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 500〜1400年程度
13.5年前
青森県西方沖の地震 7.7前後 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 500〜1400年程度
23.6年前
秋田県沖の地震 7.5程度 1%程度以下 3%程度以下 5%程度以下 1000年程度以上
山形県沖の地震 7.7前後 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 1000年程度以上
173.1年前
新潟県北部沖の地震 7.5前後 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 1000年程度以上
42.5年前
佐渡島北方沖の地震 7.8程度 1%〜2% 3%〜6% 5%〜10% 500〜1000年程度







西








安芸灘〜伊予灘〜
豊後水道の
プレート内地震
6.7〜7.4 10%程度 40%程度 50%程度 約67年
日向灘の
プレート間地震
7.6前後 5%程度 10%程度 20%程度 約200年
日向灘の
ひとまわり小さい
プレート間地震
7.1前後 30%〜40% 70%〜80% 80%〜90% 約20〜27年
南西諸島周辺の
浅発地震(注5)
九州から南西諸島周辺のやや深発地震(注5)
与那国島周辺の地震 7.8程度 10%程度 30%程度 40%程度 約100年





沿



大正型関東地震 7.9程度 ほぼ0%〜0.07% ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜6% 200〜400年
83.3年前
元禄型関東地震(注6) 8.1程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0% 2300年程度
303.0年前
その他の南関東の
M7程度の地震
6.7〜7.2程度 30%程度 70%程度 90%程度 23.8年
上記表中、「ほぼ0%」とあるのは、10-3%未満の確率値を表す。
 注1: これらの評価は、基準日を元に更新過程を適用。また、三陸沖から房総沖の海溝寄りの地震、三陸沖北部の一回り規模の小さい地震、福島県沖の地震、茨城県沖の地震、千島海溝沿いのひとまわり規模の小さい地震および沈み込んだプレート内の地震、日本海東縁部の秋田県沖の地震、佐渡島北方沖の地震、日向灘および南西諸島海溝周辺の地震、相模トラフ沿いのその他の南関東のM7程度の地震については、ポアソン過程を適用。
 注2: 時間予測モデルに基づいて推定。
 注3: 千島海溝沿いの区分けした各領域でM8程度のプレート間地震が繰り返し発生するとし、それらの発生間隔はどの領域でもほぼ同程度と仮定した。そこで、各領域の地震発生間隔(十勝沖 108.9年及び51.6年、根室沖 79.2年、色丹島沖 76.2年、択捉島沖 45.1年)の違いをばらつきと見なし、それらの値の平均値72.2年が平均発生間隔を近似するものとした。
 注4: 過去の地震のMとMwの差が大きいため、Mwも参考として示した。Mwは「モーメントマグニチュード」のことである。地震の規模を表すマグニチュード(M)は、観測点における地震波(地震動)の大きさ(揺れの大きさ)の分布を使って算出するのに対して、Mwは震源の物理的な規模を表す地震モーメントという量を使って算出するマグニチュードである。地震の震源域の規模を反映し、マグニチュードの頭打ち(地震が大きくてもマグニチュードはその割に大きくならない現象)を回避できるために、物理的な意味が明確な指標である。
 注5: これらの領域については、地震発生の特性を明らかにするための十分な知見が得られていないことや、長大な設定領域において発生する場所を特定できないこと等により、対象となる地震の平均発生間隔などを評価しなかった。
 注6: 元禄型関東地震は、大正型関東地震の想定震源域が房総半島南沖〜南東沖へ拡大・連動したタイプとしているので、ここでは大正型関東地震と元禄型関東地震の発生確率を互いに独立して扱うものとは考えていない。
 注7: 南海トラフで発生する地震のうち、東海地震については中央防災会議が国としての評価を「東海地震に関する専門調査会報告」(2001年)として公表しており、中央防災会議はこの報告の中で、東海地震がいつ発生してもおかしくないとしている。想定東海地震の震源域が単独で破壊した事例は知られていないため、過去の事例に基づいて発生間隔を推定するこれまでの長期評価の手法では発生確率を求めることはできない。
しかし、地震調査研究推進本部では、確率論的地震動予測地図を作成するにあたり東海地震の発生確率が必要であるため、以下の方法で求めた。
・平均活動間隔は「南海トラフの地震の長期評価」に想定東海地震の震源域の全域または一部地域が活動したと記載のある、明応東海地震(1498年)、慶長地震(1605年)、宝永地震(1707年)、安政東海地震(1854年)の4つ地震の発生間隔の平均値118.8年とした。
・最新活動時期は1854年安政東海地震とした。
・平均活動間隔のばらつきを表すパラメータは、長期評価が行われている東南海地震と同じ0.20を用いた。
・隣接する地域と連動する場合と単独で発生する場合が同一の発生間隔であると仮定した。
東海地震は隣接する地域との連動性のメカニズムが未解明であるため、発生確率を求めるためには、上記のようないくつかの仮定を行う必要があった。したがって、長期評価結果として公表している他の海溝型地震の発生確率と同程度の信頼度はないことに留意する必要がある。


  「全国を概観した地震動予測地図」報告書で用いた方法による想定東海地震の確率
地震名 想定地震規模 地震発生確率 平均発生間隔
マグニチュード 30年以内
東海地震 8程度 87%(参考値) 118.8年(参考値)


※ここで示している確率値は、既に公表した長期評価の値です。付録3は地震動予測地図を計算するために用いた値であり、ここで示している長期評価の確率値と若干異なっています。付録3で示している確率値には絶対的な精度がないことを考慮して、ここでは数値をまるめた表現としておりますので、各地震の長期評価の確率値としては付録2の値をご参照下さい。(なお、計算上は100%近くとも、99%と表現しております。)


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地震調査研究推進本部 地震調査委員会