11月29日及び12月6日 釧路沖の地震


2004年11月29日03時32分に釧路沖の深さ48kmでM7.1(最大震度5強)の地震が発生し、根室市花咲で高さ10cm程度の津波を観測した。この地震の4分後の03時36分にはM6.0(最大震度4)の余震が発生した。
12月6日23時15分には南南東約10kmの深さ46kmでM6.9(最大震度5強)の最大余震が発生した。
発震機構(CMT解)は、M7.1の地震、M6.9の地震共に北西−南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。
今回の地震とほぼ同じ場所では、1961 年8月12 日にM7.2(最大震度4)の地震が発生し、北海道太平洋沿岸東部で高さ10cm弱の津波を観測した。

また、約60km 東方では1973 年6月17 日に根室半島沖地震(M7.4、最大震度5)が発生し、根室市花咲で高さ280cmの津波を観測した。


気象庁
平成16年12月8日第136回地震調査委員会資料 『2004年11月の地震活動の評価』