太平洋プレートは年間約8pのスピードで東南東から日本列島に押し寄せ、日本海溝のところから列島の下に沈み込んでいます。
フィリピン海プレートは年間約4pの速さで南東から日本列島に押し寄せ、南海トラフ・駿河トラフのところから列島の下に沈み込んでいます。
東北地方や北海道の西側の日本海東縁部では1983年の日本海中部地震(M7.7)、1993年の北海道南西沖地震(M7.8)などの大きな地震が起き、陸側のプレートはここに境界があり北米プレートとユーラシアプレートに分けられるのではないかとの学説が出されています。この境界は図では点線で示されています。
このようなプレートの運動により岩石に巨大な力が加わり、岩石の内部にエネルギーが次第にたまり、それに岩石が耐えられなくなったとき、破壊が起きて地震が発生するわけです。
図9 日本列島とその周辺のプレート
図中の矢印は、陸側のプレートに対する各プレートの相対運動の方向を示します。
日本海東縁部(図中の点線)に沿って、プレート境界があるとする説が出されています。