平成14年度・地震動予測地図ワークショップ(開催報告)
−地震調査研究と地震防災工学・社会科学との連携−


 文部科学省では、平成15年3月26日に「平成14年度・地震動予測地図ワークショップ」を開催しました。このワークショップは過去4回開催していますが、これまでの総合討論の中で確率論的地図に対する理解と知識を高めて共有化することの重要性と、多様な利用者の立場を想定したうえで地図の活用の広がりを意識した教育・広報の必要性を認識しました。本年度は、これまでの結論を踏まえて「地震動予測地図」の作成に係わる講演を行うとともに、作成者と利用者の意見交換のため、会場からの意見を交えたパネルディスカッションを行いました。

  主 催   :文部科学省
共 催 :独立行政法人防災科学技術研究所
開催日 :平成15年3月26日(水)
場 所 :コクヨホール(東京都港区港南町1−8−35)


  プログラム:

I部 講演
[午前の部]
10:30〜10:40 開会のあいさつ(pdf 9KB)
磯谷 桂介(文部科学省研究開発局地震調査研究課長)
10:40〜11:00 地震調査研究推進本部の概要及び活動状況(pdf 10KB)
講師 前田 豊 (文部科学省研究開発局地震調査研究課課長補佐)
11:00〜11:30 北日本の陸域活断層及び海溝型の地震の長期予測について(pdf 11KB)
講師 島崎 邦彦(東京大学・地震調査委員会長期評価部会長)
11:30〜12:00 地震動予測地図における強震動評価について−内陸地震と海溝型地震に対する強震動予測レシピとその問題点−(pdf 12KB)
講師 入倉孝次郎(京都大学・地震調査委員会強震動評価部会長)
[午後の部]
13:00〜13:30 確率論的地震動予測地図(試作版)について−地域限定(北日本)−(pdf 10KB)
講師 前田 憲二(文部科学省研究開発局地震調査研究課管理官)
13:30〜14:10 地震動予測地図の活用について(pdf 10KB)
講師 廣井 脩(東京大学・政策委員会成果を社会に活かす部会長)
地震動予測地図の活用−工学利用について(pdf 11KB)
講師 亀田 弘行(防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター長)
14:10〜14:40 防災科研における地震動予測地図作成手法の研究について(pdf 11KB)
講師 藤原 広行(防災科学技術研究所主任研究員)
 
II部 パネルディスカッション
 
15:00〜17:00 テーマ 「地震動予測地図の活用に向けて」(pdf 36KB)
コーディネータ 中川 和之 (時事通信社Web編集部次長)
パネリスト 石川 裕 (清水建設和泉研究室主席研究員)
(50音順) 入倉孝次郎 (京都大学防災研究所長/地震調査委員会強震動評価部会長)
亀田 弘行 (防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター長)
島崎 邦彦 (東京大学地震研究所教授/地震調査委員会長期評価部会長)
大門 文男 (損害保険料率算出機構火災・地震保険部長)
廣井 脩  (東京大学社会情報研究所長/政策委員会成果を社会に活かす部会長)
藤原 広行 (防災科学技術研究所主任研究員)
松原 浩二 (兵庫県企画管理部防災局防災企画課主幹)