【庄内平野東縁断層帯、山形盆地西縁断層帯および新庄盆地断層帯に関する調査】
１）調査地域及び調査状況
山形県内の庄内平野東縁断層帯、山形盆地西縁断層帯および新庄盆地断層帯の３つ断層帯を対象として①既存文献・資料調査②空中写真判読③地表踏査（地形地質概査）④試料採取・年代測定を実施するとともに、庄内平野東縁断層帯を対象として物理探査を実施し、これらの調査結果について、総合解析し各断層の活動性等の検討を行いました。
物理探査は、酒田市生石地区において、４ｋｍの側線を設定して、浅層反射法弾性波探査により行いました。
２）調査結果
地表踏査によって更新世の地層を切る断層露頭がいくつかの地点で確認されました。特に、山形盆地西縁断層帯では村山市富並付近で写真一２に示した断層が見られました。この断層は空中写真の判読などから山形盆地北部地域における主要な断層の一部であることが明らかになりました。また、庄内平野，新庄盆地，山形盆地南部などでも更新世の堆積物を切る断層露頭が確認されています。
写真－２ 山形盆地北部で見られる断層露頭
３）解析、評価等
当調査は１０年度も引き続き実施され、今後、山形県活断層調査検討委員会において解析、評価等を行っていく予定です。
○ただし、この解析及び評価は、山形県の見解です。
４）問い合わせ先
山形県文化環境部消防防災課
ｔｅｌ：０２３－６３０－２２３１
ｆａｘ：０２３－６３３－４７１１