平成8年度から名古屋市は天白河口断層を調査しています。その中から調査手法と調査実施風景を紹介いたします。
図1 調査範囲と調査項目置
写真−1 調査地域周辺航空写真 中央左上が調査地
浅層反射法探査
地表で起震機(バイブレーターなど)により振動を発生させると、その波は地下に伝わり、地層の境界などで反射して再び地表に戻ってきます。これは、地下からのやまびことも言える現象で、はね返ってきた波には地下からの多くの情報が含まれています。
浅層反射法探査では、反射してきた波を地表に設置した受信機で観測し、それらのデータを解析することにより地下の構造を解明するものです。
写真−3 ケーブルの設置状態
写真−4 起震車及びバイブレーター(バイブレーターにより振動を発生させ、反射波を観測する。)