「今後の重点的な調査観測について」(地震調査研究推進本部,2005)の中では以下の4つの目的を挙げて、海溝型地震を対象とした重点的調査観測を行うこととしています。
1.地殻活動の現状把握の高度化等地震発生前・後の状況把握
2.長期的な地震発生時期、地震規模の予測精度の向上
3.強震動の予測精度の向上
4.津波の即時的な予測精度の向上
重点的調査観測の対象としては、将来強い揺れに見舞われる可能性の高い地震として、南海トラフで発生する東海地震、東南海地震、南海地震、日本海溝・千島海溝周辺の海溝型地震と南関東で発生するマグニチュード7程度の地震を候補としています。このうち調査対象域の広い日本海溝・千島海溝周辺の海溝型地震については、宮城県沖地震、根室沖の地震、三陸沖北部の地震を、当面取り組むべき重点的調
査観測対象の優先的な候補としています。
文部科学省では、根室沖等の地震について、平成19年度から研究機関に委託して調査観測を実施しています。
○平成23年度 根室沖成果報告書 (PDF 8,356 KB)
○平成22年度 根室沖成果報告書 (PDF 7,435 KB)
○平成21年度 根室沖成果報告書 (PDF 4,024 KB)
○平成20年度 根室沖成果報告書 (PDF 8,358 KB)
○平成19年度 択捉島沖成果報告書 (PDF 916 KB)