5月3日 鳥島近海の地震(2)
イ.過去の地震活動
1923年1月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(領域b)では、M6程度の地震が時々発生している。1996年9月5日の地震(M6.2)では、伊豆大島で20cmの津波を観測したのをはじめ、関東地方から九州地方にかけて津波を観測した。また、今回の地震の震央付近では、1984年6月13日及び2006年1月1日の地震(ともにM5.9)のように、M6.0未満でも津波を観測した例がある。
ウ.発震機構
今回の地震の震央周辺で津波を観測した地震(1996年9月5日の地震(M6.2)、2006年1月1日の地震(M5.9))の発震機構(CMT解)は、今回の地震の発震機構(CMT解)と比較的よく似ている。また、Kanamori et al.(1993)で詳細な分析が行われ、マグマが関与した可能性が示唆された1984年6月13日の地震(M5.9、津波あり)も、同様な発震機構であった。
気象庁
【平成27年6月9日第277回地震調査委員会資料 『2015年5月の地震活動の評価』】