11月25日 宗谷海峡の地震



2013年11月25日12時23分に宗谷海峡でM5.2の地震(最大震度3)が発生した。この地震は、地殻内で発生し、発震機構は東西方向に圧力軸を持つ逆断層型である。今回の地震の震央付近では、24日から25日にかけてM2.0以上の地震が10回発生した。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(領域a)では、M4.0以上の地震が時々発生している。
1923年1月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(左中段の震央分布図の範囲)では、1971年9月6日にM6.9の地震(最大震度3)が発生し、この地震により、北海道の岩内港で津波の最大の高さ35cmを観測するなど、北海道の日本海沿岸とオホーツク海沿岸で津波を観測した。

情報発表に用いた震央地名は〔サハリン西方沖〕である。


気象庁
平成25年12月10日第258回地震調査委員会資料 『2013年11月の地震活動の評価』