平成23年4月12日 地震調査研究推進本部 地震調査委員会 |
○ 4月11日17時16分頃に福島県浜通りの深さ約5kmでマグニチュード(M)7.0(暫定)の地震が発生した。この地震により福島県と茨城県で最大震度6弱を観測した。また、12日にも震度6弱を観測する余震が発生するなどの余震活動が続いており、4月12日16時現在、震度4以上を観測する地震が12回発生している。
○ この地震の発震機構は西南西−東北東方向に張力軸を持つ正断層型で、地殻内の浅い地震である。
○ GPS観測の結果によると、本震の発生に伴って、いわき2観測点(福島県)が約30cm北東方向に移動するなどの地殻変動が観測されている。