平成22年1月12日 地震調査研究推進本部 地震調査委員会 |
地震調査委員会では、これまで将来の地震の発生可能性を評価する長期評価の中で、地震の発生確率値の算定に、想定された地震が発生しない限り、発生確率値が時間の経過とともに増加するモデル※を基本的に用いています。
このため、評価結果については、その値が
『いつの時点を基準として算定された発生確率であるか』
が重要となります。
これまでは、平成21年(2009年)1月1日を基準日として算定された地震の発生確率値が公表されていました(平成21年1月9日公表)。
今回、これまでの算定基準日から1年が経過したことから、基準日を平成22年(2010年)1月1日として再計算した
『平成22年(2010年)1月1日を基準日として算定した地震の発生確率値』
を公表します(概要別添参照)。
今回の更新に当たり、時間の経過とともに確率値が増加するモデルを用いている全ての評価について、確率値を再計算しました。しかし、1年という経過時間に対して、主要活断層の平均活動間隔は数千年程度と長いため、確率値の変化が小さく、計算結果の丸め(四捨五入)によって、これまでの表記と変わらない場合が多くなっています。
※ 評価対象の地震の最新活動時期が不明な場合は、時間の経過にかかわらず、発生確率値は一定となるモデル(ポアソン過程)を用いて発生確率値を算定しています。これらの地震については、今回の再計算の対象にはなっていません。
≪参考≫