12月19日 愛知・岐阜県境付近〔岐阜県美濃東部〕の地震


2006年12月19日18時33分に愛知県西部〔岐阜県美濃東部〕の深さ15kmでM4.4(最大震度3)の地震が発生した。発震機構は東西方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型であった。
地震発生直後の余震活動は比較的活発であったが、徐々に収まりつつある。今回の地震の震源近傍には、「屏風山びょうぶやま恵那山えなさん断層帯及び猿投山さなげやま断層帯」が存在している。その一部である「恵那山−猿投山北断層帯西半部」は右横ずれ成分が主体とされており、今回の地震の発震機構と整合している。(図A

1970年以降では、領域bの地震活動は低調で、今回の地震(M4.4)が最大規模となっている。(図B

[ ]内は気象庁が情報発表に用いた震央地域名


気象庁
平成19年1月10日第163回地震調査委員会資料 『2006年12月の地震活動の評価』