平成17年1月12日 |
長期評価における確率値の更新と活断層の地震規模の表記について
地震調査委員会では、これまでに、陸域の活断層ならびにプレートの沈み込みに伴う大地震(海溝型地震)について長期評価を行い、公表している。
今回、これまでに公表した長期評価を、今年度末に公表予定の「全国を概観した地震動予測地図」の作成に資するため、将来の発生確率やマグニチュードなどのパラメータの統一を図ることとした。これに伴い、いくつかの点で評価内容の更新及び表記の修正等を行った。変更点は以下のとおりである。
・ | 更新過程を用いた発生確率値の更新 これまでに公表した長期評価のうち、評価内容の一つである将来の地震の発生確率に更新過程(BPT分布)を用いているものについて、評価基準日を2005年(平成17年)1月1日に統一して再計算を行った。 なお、発生確率の計算にポアソン過程を用いているものについては、変更はない。 |
・ | マグニチュードの表現の統一 将来発生する地震の想定規模を表すマグニチュードの値について、活断層の長期評価に表現の不統一が見られることから、表記方法(計算結果の数値の丸め方)を統一した。 |