平成12年10月11日 |
地震調査研究推進本部 |
地震調査委員会 |
三宅島付近から新島・神津島付近にかけての地震活動の評価
○ 6月末から始まった、三宅島付近から新島・神津島付近にかけての地震活動は、7月以降8月中頃まで、活発な地震活動が続いていたが、8月中旬以降活動が低下しつつあった。9月に入ってからは、11日に利島の西方約5kmでM5.3の地震が発生し、最大震度5弱を観測したが、全体としては、地震活動は低調となった。
○ 周辺のGPS観測の結果では、局地的な地殻変動も含めてほぼ停止した。
○ このように、地震活動及び地殻変動ともに、活動が低調となった。
以上のことから、6月末から始まった一連の地震活動はほぼ収まったと考えられる。
○ なお、長期的に見ると、新島・神津島付近は、1990年に入ってから地震活動が活発となり、また、地殻変動も見られるようになっている。