| 平成１２年１月１２日 |
| 地震調査研究推進本部 |
| 地震調査委員会 |
１９９９年１２月の地震活動について
大分県中部で、震度１以上となる地震が一時的に多発することがあったが、全般に静穏であった。
１２月３日に宗谷海峡でＭ４．０及びＭ４．３の地震がほぼ同じところに発生するとともに、これらを含めてＭ２．０以上の地震が１８回発生した。
今月は、特に目立った活動はなかった。
○ １２月４日に茨城県南部沿岸の深さ約１００ｋｍでＭ４．８の地震が発生した。
○ １２月１６日に栃木・群馬県境の深さ約１０ｋｍでＭ４．１の地震が２回続けて発生した。
○ １２月２７日に茨城県南西部の深さ約５０ｋｍでＭ４．０の地震が発生した。
○ 東海地方のＧＰＳ観測の結果には特段の変化は見られない。
１９９９年３月から始まった瀬戸内海中部の微小地震の活動は、現在も続いている。その活動レベルは、１０月のＭ４．５の地震発生以前と同様である。
大分県中部で、１２月２０日から２２日にかけ、Ｍ２．０を超える地震が４４回発生したが、２３日以降この活動はほぼ終息した。この活動の最大のものはＭ３．３であり、また、この活動前後で付近のＧＰＳ観測の結果には特段の変化は見られなかった。
１月９日に福島県沖の深さ約５０ｋｍでＭ５．０の地震が発生した。