目次

はじめに

   

第1章

長期確率評価の考え方

第2章

手法

 2.1

更新過程

 2.1.1

概要

 2.1.2

統計モデル

 2.1.3

確率の数値評価

 2.2

時間予測モデルの利用

 2.2.1

概要

 2.2.2

確率の数値評価

 2.3

不確定性の取り扱い

 2.3.1

最新活動時期の不確定性

 2.3.1.1

危険率の平均化

10

 2.3.1.2 

発生確率の平均化

11

 2.3.2

その他の活動時期の不確定性

11

 2.4

論理ツリーの適用

12

第3章 

適用例 

14

 3.1

プレート間地震

14

 3.1.1

南海トラフ沿いの巨大地震

14

 3.1.1.1

更新過程を利用する場合

14

 3.1.1.2

時間予測モデルを利用する場合

20

 3.1.2

宮城県沖地震

21

 3.2

陸域の活断層で発生する地震

23

 3.2.1

更新過程を利用する事例

23

 3.2.1.1

阿寺断層

23

 3.2.1.2

丹那断層

23

 3.2.1.3 

跡津川断層

27

 3.2.1.4

長野盆地西縁断層

29

 3.2.2

時間予測モデルを利用する事例

30

 3.2.2.1

牛伏寺断層

30

 3.2.2.2

野島断層

30

 3.2.3

発生間隔のばらつきの影響

31

 3.2.4

最新活動時期の不確定性の影響

32

 3.3

論理ツリーの適用(糸魚川一静岡構造線活断層系)

33

 3.3.1

論理ツリーの構築

33

 3.3.2

活動区間の設定 

36

 3.3.3 

確率の数値評価

36

 3.3.3.1

複数のセグメントの同時活動を考慮しない場合

36

 3.3.3.2

複数のセグメントの同時活動を考慮する場合

36

 3.3.3.3

数値評価結果のまとめ

40

第4章 

まとめと今後の課題

41

 4.1

妥当な統計モデル

41

 4.2

確率の数値評価のまとめ

43

 4.3 

発生確率の時間変化

45

 4.4

確率の誤差評価

51

 4.5

長期確率評価によって得られる確率の数値の理解に向けて

54

参考文献 

55

付録A

最尤法について

58

 A.1

基本的概念

58

 A.1.1

最尤法

58

 A.1.2

パラメータ決定の実際

58

 A.2

定常更新過程の厳密な対数尤度

59

付録B

対数正規分布の確率一覧表

61

 B.1

地震発生確率一覧表

61

 B.2

地震発生確率の極大値の一覧表

67

参考資料

69

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図目次

1.1

長期確率評価手法の概念図

2.1

対数正規分布と指数分布の確率密度関数(それぞれ式(2.22)と式(2.23)に対応)のグラフの一例。

10

 

3.1

表3.1(a)のdata setJにおける地震発生間隔の累積分布と,各モデルの累積分布関数1−φ(t)のグラフ(文献[10,P.59]のFig.3より。実際は,1498年の発生年月日を変更しているので正確に一致しないが,差はごく小さい)

16

3.2

過去に南海道において繰り返し起きた地震の大きさ(室津港での隆起量)と発生間隔との関係(文献[15]の図より)

20

3.3

糸魚川一静岡構造線活断層帯における地震発生確率計算時の論理ツリーの例 

35

3.4

8,000年間当たり事象Aが0回(x=0)の場合の地震発生の時系列ダイヤグラムの一例

38

3.5

8,000年間当たり事象Aが1回(x=0.125)の場合の地震発生の時系列ダイヤグラムの一例 

38

3.6

8,000年間当たり事象Aが2回(x=0.25)の場合の地震発生の時系列ダイヤグラムの一例 

38

3.7

北部セグメントの発生確率密度分布(強度関数)の模式図

40

4.1

data set丹那T(表3.14参照)において,△T=30年とした場合の最新の地震からの経過時間に対する条件付き確率のグラフ

42

4.2

data set宮城沖V(宮城県沖地震)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ 

45

4.3

data set南海T(南海地震)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ

46

4.4

data set南海W(想定東海地震)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ

46

4.5

data set阿寺T(現在の阿寺断層)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ

47

4.6

data set阿寺T′(最新の地震発生直前の阿寺断層)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ 

47

4.7

data set丹那T(現在の丹那断層)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ

48

4.8

data set丹那T′(最新の地震発生直前の丹那断層)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ

48

4.9

data set跡津川T′(最新の地震発生直前の跡津川断層)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ

49

4.10

data set長野T′(最新の地震発生直前の長野盆地西縁断層)における,危険率ν(t)の経過年数tに対するグラフ

49

4.11

対数正規分布の確率誤差の例

52

4.12

ガンマ分布の確率誤差の例 

52

4.13

eibull分布の確率誤差の例

53

4.14

二重指数分布の確率誤差の例

53

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表目次

2.1

本報告で扱うモデルの危険率・信頼度関数・分布の平均

3.1

歴史に記録されている南海地域の巨大地震の発生年月日(西暦)及び発生間隔

15

  3.1(a)

data setJ(文献〔10]のTable1のうち,1498年の地震発生年月日を9月20日から7月9日に変更したもの)       

 

  3.1(b)

data setU(data setJのうち1361年以降のもの)

 

  3.1(c)

data setV(data setJのうち1099年以降のものに1233年の地震を加えたもの)

 

  3.1(d)

data setW(想定「東海地震」の発生確率を計算するために再構築したもの。684年と887年の発生日は仮定)

 

  3.1(e)

data setV(data setTのうち1605年以降のもの)

 

3.2

data setJ〜Vについて最尤法によって求めた各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。bold体は4モデル中の最小のAICを示す

17

3.3

各分布毎の,各data setの1997年時点での今後30年,50年及び100年の地震発生確率

18

3.4

data setU′〜V′について最尤法によって求めた各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。bold体は4モデル中の最小のAICを示す

19

3.5 

各分布毎の,1946年時点の今後30年,50年及び100年の地震発生確率

19

3.6

南海トラフにおける,発生間隔の分布関数として対数正規分布及び指数分布を用いたときの今後30年,50年,100年の地震発生確率

21

3.7

歴史に記録されている宮城県沖の大地震の発生年月日(西暦)及び発生間隔(data setJ及びUは文献[10]による)

21

  3.7(a)

data setJ(文献[10〕のTable4による)

 

  3.7(b)

data setU(data setTから存在の疑わしい1770年の地震を除いたもの)

 

  3.7(c)

data setV(data setJから存在の疑わしい1770年の地震及び,沖合いの大地震で,この系列に含まれるかどうか疑問のある1793年の地震を除いたもの)

 

3.8

最尤法によって求めた各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。bold体は4モデル中の最小のAICを示す

22

3.9

各分布毎の,各data setの1997年時点での今後5年,10年,20年及び30年の地震発生確率

22

3.10

阿寺断層の地震の発生年と発生間隔。発生間隔の算出には発生年の中央値を採用。以後data set阿寺Tとし,最古の地震を除いたものをdata set阿寺Uとする。更に最新の地震を除いたものをそれぞれdata set阿寺T′,data set阿寺U′とする

23

3.11

data setJ〜U′について最尤法によって求めた各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。bold体は4モデル中の最小のAICを示す

24

3.12

各分布毎の,阿寺断層を震源域とする,今後30年,50年及び100年の地震発生確率

24

3.13

丹那断層の地震の発生年と発生間隔。文献[27,p.821]のTable5のうち,case(2)(暦年補正を行ったもの)のGradeAのみを抜粋し,その中央値又は推定された値を使用。以後これをdata set丹那Tとし,1930年の北伊豆地震を除いたものをdata set丹那T′とする。なお,表中B.P.はbefore AD1950の意

25

  3.13(a)

丹那断層のdata setJ

 

  3.13(b)

丹那断層のdata setJ′

 

3.14

data setJ及びdata setJ′について最尤法によって求めた各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。bold体は4モデル中の最小のAICを示す

25

3.15

各分布毎の,丹那断層を震源域とする,今後30年,50年及び100年の地震発生確率 

26

3.16

跡津川断層の地震の発生年と発生間隔。発生間隔の算出には発生年の中央値を採用。以後data set跡津川Tとし,最新の地震を除いたものをdata set跡津川T′とする

27

3.17

跡津川断層のdata setについて,最尤法によって求めた各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。bold体は4モデル中の最小のAICを示す 

27

3.18

各分布毎の,跡津川断層を震源域とする,1857年時点の今後30年,50年及び100年の地震発生確率

28

3.19

各分布毎の,跡津川断層を震源域とする,1857年時点の今後30年,50年及び100年の地震発生確率(2.3.1.1の方法を適用)

28

3.20

長野盆地西縁断層の地震の発生年と発生間隔。発生間隔の算出には発生年の中央値を採用。以後data set長野盆地西縁Tとし,最新の地震を除いたものをdata set長野盆地西縁T′とする

29

3.21

長野盆地西縁断層のdata setについて,最尤法によって求めた各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。bold体は4モデル中の最小のAICを示す

29

3.22

各分布毎の,長野盆地西緑断層を震源域とする,1846年時点の今後30年,50年及び100年の地震発生確率

30

3.23

牛伏寺断層及び野島断層における,活動間隔の分布関数として対数正規分布及び指数分布を用いたときの今後30年,50年,100年及び200年の地震発生確率。牛伏寺断層については前回の地震から1,200年が経過しているものとして計算。数値の幅は活動間隔の設定の違いによる

31

3.24

計算に用いた,各断層のUlast,V及びTt.p.の表。大沢断層のVは不明のため,茅野断層板室地点の値を引用 

32

3.25

時間予測モデルに従うことを考慮し,分布をより集中させた場合の,各断層の今後30年,50年及び100年の地震発生確率。数値の幅は活動間隔の設定の違いによる

32

3.26

表3.23の牛伏寺断層部分の再掲と,文献[18]での議論を適用したときの比較。数値の幅は活動間隔の設定の違いによる

33

3.27

各パラメータ毎の,今後100年以内の地震発生確率一覧表(対数正規分布,σ=0.3の場合。)

37

3.28

各事象別の,論理ツリーの各case毎の地震発生確率の表

40

4.1

南海トラフ等プレート間地震と陸域の活断層における,今後30年以内の地震発生確率(データは暫定,モデルは対数正規分布,確率の単位はいずれも%)

44

4.2

断層の活動を注意喚起するための指標(データは暫定)

50

B.1

今後30年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.1の場合,単位%)

62

B.2 

今後50年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.1の場合,単位%)

62

B.3

今後100年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.1の場合,単位%)

62

B.4

今後30年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.2の場合,単位%)

63

B.5 

今後50年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.2の場合,単位%)

63

B.6

今後100年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.2の場合,単位%)

63

B.7

今後30年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.23の場合,単位%)

64

B.8

今後50年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.23の場合,単位%)

64

B.9

今後100年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.23の場合,単位%)

64

B.10

今後30年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.3の場合,単位%)

65

B.11

今後50年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.3の場合,単位%)

65

B.12

今後100年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.3の場合,単位%)

65

B.13

今後30年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.4の場合,単位%)

66

B.14

今後50年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.4の場合,単位%)

66

B.15

今後100年以内の地震発生確率一覧表(σ=0.4の場合,単位%)

66

B.16

今後30年以内の地震発生確率の極大値(上段)及びそのときの経過年数(下段)

68

B.17

今後50年以内の地震発生確率の極大値(上段)及びそのときの経過年数(下段)

68

B.18

今後100年以内の地震発生確率の極大値(上段)及びそのときの経過年数(下段)

68

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