択捉島沖
この領域で発生した規模の大きい地震は、1918年の地震(M8.0)と、1963年の地震(M8.1)の2つが知られています。十勝沖・根室沖・色丹島沖・択捉島沖では、M8程度のプレート間地震が、それぞれの海域において約72年に1回の間隔で発生すると推定されています。1963年に地震が起こっていることから、今後30年以内にこの海域で地震が発生する確率を求めると50%〜60%程度と予想されます。過去の事例から、次の地震の規模はM8.1前後と推定されています。
【 将来の地震発生の可能性 】 【 もしこの地震が発生したら 】
【 色丹島沖の地震の過去の発生状況と被害 】 【 リンク 】
○将来の地震発生の可能性 [上に戻る]
地震の規模 : M8.1前後
地震発生確率: 30年以内に、60%〜70% (地震発生確率値の留意点)
地震後経過率: 0.71 (地震後経過率とは?)
平均活動間隔: 72.2年
最新発生時期: 1963年10月13日の地震
詳しい内容を知りたい方は、「千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第二版)」( html版 / PDF版(17MB) )をご覧下さい。
○択捉島沖の地震の過去の発生状況と被害 [上に戻る]
発生年月日 | 地震の規模 | 被害等 |
1918年9月8日 | M8.0 | 沼津まで有感であった。ウルップ島岩美湾では震後35分で津波来襲し家屋など全滅、当時そこにいた63名中24名が死亡した。波高は6〜12mであった。日本沿岸の津波の高さは根室1m、花咲0.5m、三陸沿岸1m以下などであった。なお、同年11月8日にM7.9の余震と見られる地震が発生し、花咲と鮎川で弱い津波を記録したほか、父島での津波の高さは0.5mであった。 |
1963年10月13日 | M8.1 | 最大震度は4、津波の高さはウルップ島4.0〜4.4m、択捉島4.0mであり、両島で津波による被害が生じた。津波の最大全振幅は花咲121cm、釧路90cm、八戸130cmなどで、津波により三陸沿岸で漁業施設に軽微な被害が生じた。 |
○リンク [上に戻る]
地震動予測地図等
長期評価等
地震活動等
地方自治体等