日本近海のプレートの状況
プレートが海溝で沈み込むときに、陸地の端をいっしょにまき込みます。し
ばらくまき込まれ続けたのち、やがて反発力によって陸地がはね上がります。こ
のはね上がりによって起きるのが海溝型地震です。はね上がったときの地震動に
よって地上に被害を与えるのはもちろん、発生源が海底ですから津波を引き起こ
します。
日本列島になぜ地震が多発するのかといえば、たくさんのプレートに取り囲
まれているからです。北米プレート(オホーツクプレート)、太平洋プレート、
フィリピン海プレート、ユーラシアプレートなどが、日本列島を圧迫しています
。その複雑な動きが日本各地で地震となってあらわれるのです。
海溝型地震は、年間数cmというプレートの動きを解消するために、数10
年から150年程度の比較的短い間隔で活動します。
日本周辺のプレートの状況は以下の図のようになっています。